ニュージーランドドル週報(2018年4月第4週)

ニュージーランド経済についても大きな変化は認められず緩やかな拡大基調が継続していますが、4月中旬以降は米長期金利の上昇が急となっており、

ニュージーランドドル週報(2018年4月第4週)

NZ/円、短期はやや弱気。76円台に強い下値抵抗あり。中期トレンドはNZ弱気。

ニュージーランド経済についても大きな変化は認められず緩やかな拡大基調が継続していますが、4月中旬以降は米長期金利の上昇が急となっており、米ドル全面高の流れにあることから対ドル、対円ともに上値を切り下げる流れに入っています。

チャートを見ると、日足は4/13に付けた79.16を直近高値として上値を急角度で切り下げています。また、この間に77.91に位置する21日移動平均線を下抜けて短期トレンドが再びNZ弱気の流れに入り込んでいます。一方で、76円台には長期的な下値抵抗が控えており、これを守り切って反転、上昇への足掛かりとなる可能性を残しています。日足の上値抵抗は78.00-10、78.40-50に、下値抵抗は77.00-10、76.30-40にありますが、76円割れで終えた場合は下値リスクが点灯します。120日、200日移動平均線は78.43と79.17に位置しており、中期トレンドはNZ弱気の流れに変化が認められません。

一方直近の週足は陽線を繋げられずに陰線引けとなり、前週の上昇分を打ち消した形となりました。今週も上値の重い展開が続いていますが、76.00近辺には強い下値抵抗が控えており、これを守り切って反発に転ずる可能性を残しています。一方で、昨年7月に付けた83.91を起点として上値を切り下げる流れには変化が認められず、この上値抵抗が80.20-30にあることからこれをしっかり上抜けて来ない限り、中期トレンドは変化しません。今週の週足の上値抵抗は79.10-20と80.20-30に、下値抵抗は76.00-10にあります。31週、62週移動平均線は78.55と79.08にあり、これらを上抜け切れずに反落しており、中期トレンドはNZ弱気の状態にあります。また、月末終値が77.00割れで越月した場合は来月以降一段の下落リスクに注意が必要です。

NZ/円、短期はやや弱気。76円台に強い下値抵抗あり。中期トレンドはNZ弱気。

NZ/円【週足】:(4/25現在31週移動平均線は78.55に、62週線は79.08にあり、この下に入り込んで中期トレンドはNZ弱気の流れに変わりない。)

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