オーストラリアドル週報(2018年4月第4週)

4/24に発表されたオーストラリア第1四半期の消費者物価指数は前期比+0.4%に留まり市場予想の+0.5%に届きませんでした。

オーストラリアドル週報(2018年4月第4週)

豪ドル/円、短期は上値トライの可能性を残した状態。中期トレンドは弱気の流れ。

豪ドル/円、短期は上値トライの可能性を残した状態。中期トレンドは弱気の流れ。

チャートを見ると、日足は値幅の小さい足が連続しており、3/23に付けた80.50を起点として下値を切り上げる流れには変化が認められず、82円台にある強い下値抵抗も守った状態です。一方で1/29に付けた89.07を起点として上値を切り下げる流れには変化が認められず、この日足の上値抵抗が83.40-50にあり、これをしっかり上抜けて終えない限り、下値リスクを残した状態です。日足の上値抵抗は83.40-50、84.00-10に、下値抵抗は82.50-60、82.00-10にあります。短期トレンドは豪ドルやや強気の流れを維持していますが、82円割れで終えた場合は下値リスクが再び高くなります。21日移動平均線は、82.56にあり短期トレンドをサポートしていますが、120日、200日線は85.05と86.14にあり、中期トレンドは豪ドル弱気の流れに変化が認められません。

一方直近の週足は84円超えトライに失敗して陰線引けとなりました。下値を切り上げる流れに変化が認められませんが週足の形状が安定しておらず、84円超えで越週するまでは下値リスクにも警戒が必要です。また、これを上抜けて越週した場合でも85〜86円台に一段と強い上値抵抗が散在することから、豪ドル急伸にも繋がり難いと見られます。今週の週足ベースで見た上値抵抗は84.00-10、85.10-20に、下値抵抗は82.00-10にあります。82.00を割り込んで越週した場合は再び下値リスクが高くなります。31週、62週移動平均線は85.48と85.51に位置しており、中期トレンドは豪ドル弱気の流れに変化が認められません。

豪ドル/円、短期は上値トライの可能性を残した状態。中期トレンドは弱気の流れ。

豪ドル/円【週足】:(4/25現在31週移動平均線は85.48と62週線は85.51で上値を抑え込んでおり中期トレンドは豪ドル弱気の流れにある。)

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