オーストラリア 3月失業率結果(18/4/19)

3月の豪州失業率は、就業者数が予想を下回り、失業率は予想通りの結果になりました。

オーストラリア 3月失業率結果(18/4/19)

オーストラリア 3月失業率結果

3月の豪州失業率は、就業者数が予想を下回り、失業率は予想通りの結果になりました。それでも豪州の雇用は引き続き拡大傾向となっています。また内容的にもフルタイムの雇用が大幅に伸びました。

就業者数 失業率実績

就業者数 失業率実績

オーストラリア 3月失業率結果

3月の就業者数は前月より僅か4,900人増で、予想(20,000人)を下回りました。更に2月は前回の+1.75万人⇒▼0.63万人と大きく下方修正され、この分を勘案すると今回は▼1.89万人になり悪い結果となりました。また、フルタイムの就業者が減っているので、総賃金や消費には悪影響となります。

オーストラリア 3月失業率結果 2枚目の画像

3月の失業者は減少しました。人口増でも依然として雇用は拡大傾向になっています。内訳はフルタイム希望が9,300人増(2月は13,600人増)となり、引き続き雇用環境は改善との見方になっています。

また、労働参加率は65.5%となり2月より0.1%上昇(前回65.7%⇒65.6%と上方修正)しました。この数値は1978年に統計を取り始めてから最大となっています。
月間全労働時間は450万時間増加し、17億4040万時間(前月は17億3410万時間)となりました。消費には好影響となりそうです。

人口に対する雇用者の割合(出所:豪州統計局)

人口に対する雇用者の割合(出所:豪州統計局)

総人口に対する雇用者の割合はリーマンショック後の底値水準(赤い線)から改善傾向を続けていましたが、今回はトレンド数値が下がってきています。これが一過性なのか、暫く弱くなるのかは来月以降の数値をウォッチする必要があります。

豪ドル/米ドルは指標発表前に0.7795米ドル付近で推移していましたが、発表後は、予想以下の数値に0.7760〜65米ドルまで売られましたが、現在は0.7810米ドル付近まで反発しています。これは来週火曜日に発表される2018年第1四半期の消費者物価指数(CPI)前に、豪ドルの持ち高調整買いが入った模様です。現在のCPI予想は4Q+1.9%⇒1Q+2.0%ですので、中銀のインフレ目標値内に入ることを懸念したショートの買戻しと見られています。
抵抗線は0.7830米ドルにあり、ここを越えると目先の豪ドル安トレンドから中立に変わり、0.7910米ドル方向狙いになります。サポートは0.7750、0.7700米ドルにあります。(1豪ドル=0.7763米ドル、3月22日10時30分現在)

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