豪州政策金利予想(18/4/2)

(2018年4月3日火曜日東京時間13時30分頃公表予定)

豪州政策金利予想(18/4/2)

豪州政策金利予想

(2018年4月3日火曜日東京時間13時30分頃公表予定)
(注)今週からオセアニア地域は標準時間になり、発表時間が1時間遅くなっています。

豪州準備銀行(中銀)政策金利予想(4月2日14時30分現在)
  現行1.5%→1.5%で据え置き予想 エコノミストのレンジなし(全員1.50%)

明日(3日)豪州中銀の政策金利が発表されます。今回もエコノミスト全員1.5%(レンジなし)の据え置き予想になっています。予想通りの結果になると、2016年7月(1.75%→1.50%)に利下げ実施以降、21ヶ月連続の現状維持となります。

主な据え置き理由は、@CPIインフレが中銀目標レンジ2〜3%以下が続き、A最近の貿易コストが低下、B弱い賃金の伸びと高水準の家計債務、C鉱山関連投資の回復が2019年にずれ込む見込み等を挙げています。
エコノミストの先々見通しでは2018年3Qが平均1.50%(レンジ1.25〜1.75%)、4Qが平均1.50%(1.00〜2.00%)、2019年1Qが平均1.75%(1.00〜2.25%)となっており、年内据え置き、来年1Qからの利上げ予想になっています。更に今回は予想の下限レンジを1.0%に見ているエコノミストがでてきており、現状の政策金利から0.5%利下げを予想しています。最近のオセアニア通貨が冴えない動きを裏付けています。

ご参考まで、下記は前回(3月)議事要旨で、雇用とインフレの記述に関して抜粋した部分です。

「(前略)…雇用は過去1年間目覚ましい改善をみせ、失業率は下落した。雇用はあらゆる州で拡大し、しかも労働参加率の改善を伴っている。色々な先行き示す指標は、この先の底固い雇用改善を示唆しており、一段の失業率改善が見込める。労働市場の改善にも関わらず、賃金の伸びは依然低い。おそらくこの傾向は暫く続くだろう。いずれ強い経済が賃金引上げに繋がるべきとは見ている。賃金率はくぼみに入り、必要な技能を持った労働者を雇うのが難しくなっている。

インフレは依然低い。CPIも現下のインフレも2%以下で推移している。インフレも暫く低いままで推移すると予想している。これは労働コストが低く、小売関連で価格競争力が強くなっているからである。しかしながら、経済拡大に連れて、インフレは次第に上昇するとみている。CPIインフレの中銀見通し中間値は2018年には2%を少し超えた辺りと予想している。
…(後略)」
(以上)

尚、次回金融政策発表は2018年5月1日(火曜日)に予定されています。

豪州政策金利予想

政策金利推移(2018年3月末まで)

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