オーストラリア 2月失業率予想
（3月20日15時現在）
明後日22日朝9時半に発表予定になっています。
（１） 就業者数…前回1月は予想を若干上回る数値になりました。最近の移動平均線は横這い傾向ですが、2016年水準から上昇となっています。
因みに2017年は＋36万人増、2016年の13万人増から大きく伸びました。
昨年の月平均が約3万人ですので、2018年1月実績及び2月予想は昨年来の勢いを失っています。また、例年の2月数値は2014年まではかなり良かったですが、2015年以降は芳しくありません。
尚、失業率は前月と変わらずの5.5％予想になっています。
（黒い線はゼロ、○印は各年2月）
（２） 失業率…最近は改善傾向が止まっています。（黒い線は5.6％）
雇用に関して、豪州中銀の見通しは改善の勢いは減じられていますが、雇用は堅調に推移するとの見通しになっています。
3月20日公表の中銀議事録の雇用関連個所は以下となっています。
「…労働市場を振り返ると、（中銀の）委員達は2017年を通して、雇用状態は改善し、これが1月も継続したことを確認した。失業率は5.5％になり、企業の求職調査などみれば、今後も継続することを示唆している。労働参加率はこの1年で大きく改善した。とりわけ女性の25歳〜44歳の参加率が最も強くなっている。委員達はこの層の強さが今後の参加率上昇を支えていくことを確認した。」
（1豪ドル＝0.7711米ドル、3月20日15時20分現在）
（以上）
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