オーストラリア 1月失業率結果
1月の豪州失業率は以下の通りとなり、就業者数・失業率共にほぼエコノミスト予想通りになりました。尚、豪州の雇用は引き続き拡大傾向を続けていますが、内容は強弱が混合しています。
失業率結果
1月の就業者数は12月より16,000人増で予想(15,000人)を若干上回りましたが、12月は当初の+3.47万人⇒+3.35万人に下方修正されたので、この分を差し引くとほぼ予想通りとなっています。内訳は、フルタイム雇用者が▼49,800人減(12月15,100人増)、パートタイムが65,800人増(同19,600人増)となりました。内容的にはフルタイムの大幅減少で、賃金の伸びには大きな影響が出てきます。
1月の失業者は減少し内容的には改善しています。フルタイム希望が4,500人減(12月は9,900人増)となっています。パートタイムも3,400人減(12月+10,600人増)となっています。
また、労働参加率は65.6%となり12月より0.1%下がりました。
また月間全労働時間は2410万時間減少し、17億820万時間(前月は17億3640万時間)となりました。少し減少幅大きく、ここでも総賃金は減少となっています。
人口に対する雇用者の割合(出所:豪州統計局)
総人口に対する雇用者の割合はリーマンショック後の底値水準を大きく越えて、12月に62%まで回復しましたが、1月は横這いになりました。2008年時の63%弱までは戻っていませんが、雇用自体は堅調に推移しています。
豪ドル/米ドルは指標発表前に0.7925〜30米ドルで推移していましたが、発表後は、フルタイム減少の影響で20ピップス程度豪ドルが売られましたが、現在は0.7930〜40米ドルで推移しています。今日の指標は内容的に強弱あるので材料視しにくかった様です。
昨日は、強い米国CPIの影響で豪ドルはザラバで0.7770米ドル付近まで急落し、米株価が金利高の影響を受けなかったことで急反発し、更にドル全面安の流れに0.7910米ドルの抵抗線を越えて、次の抵抗線レベル0.7980〜90米ドルまでの間で揉み合っています。
現在は丁度、豪ドル高からの調整後に付けた0.7750〜60米ドルの底値から半値戻し(0.7945〜50米ドル)の水準で揉み合っていることになります。尚、下値サポートは0.7910、0.7870、0.7810米ドルにサポートあります。(1豪ドル=0.7930米ドル、2月15日11時11分現在)
オーダー/ポジション状況
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