オーストラリアの12月住宅建設許可件数結果
今回結果(日本時間2018年2月1日公表分)
住宅建設許可件数は予想を遥かに下回る数値となりました。11月が当初の+11.7%→+12.6%に上方修正されましたが、2ヶ月合計すると▼19.1%となり、予想▼7.6%を大幅に下回り、エコノミストレンジ下限(▼12.5%)すら遥か下となりました。
大きな要因は戸建て住宅除く民間住宅が▼39.2%となり、足を引っ張りました。特に地域では首都圏が▼35.0%になっています。また前年比でもマイナスとなりました。下図を見ると移動平均線もゼロを下回りました。この指数は先行性ある指標なので、住宅関連がまだ低迷続くことを示唆しています。
2017年12月までの推移と3ヶ月移動平均(前月比ベース)(緑はゼロ)
図は豪州統計局作成の実数ベースのチャートです。黒の線(トレンドベース)が下向きになり、灰色の線が大きく下に絡んでいます。2014年や2016年の高値からは再度離れてきました。
豪ドル/米ドルは発表前の0.8060〜65米ドルから、0.8035米ドル付近まで売られ現在は0.8050米ドル付近で推移しています。依然として0.80台の揉み合いから脱していません。しかしながら底値からのサポートが0.8010〜20米ドルまで上がってきており、日足は日々切り下がっているので、どちらかと言えば下値リスクが高くなってきました。下抜けた場合は0.7960、0.7910〜20米ドルにサポートがあります。一方で上値は0.8120米ドルに抵抗線が控えています。短期トレンドは豪ドル高となっているので、買い場探しになります。
尚、同時に発表された第4四半期輸入物価指数は+2.0%(予想+1.5%、前期▼1.6%)、同輸出物価指数は+2.8%(予想+2.0%、前期▼3.0%)で、数値が予想より強かったので、この指標は豪ドル買い材料に繋がったと思われます。(2月1日13:00、1豪ドル=0.8052米ドル)
オーダー/ポジション状況
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