ユーロ東京時間は方向感無く推移、米動向注視
週明けの東京市場でユーロドルは方向感無く推移。
先週、トランプ大統領をはじめとする政府関係者の発言でユーロドルの上昇トレンドが乱された流れで米国発の材料を見守る展開となっています。また、30日のトランプ大統領の一般教書演説を前にして、アジア時間に米国10年債利回りが2.70%を越えてきたこともユーロドルの頭を重くしています。
一方欧州圏ではドイツの連立に関して本協議が26日から始まっており、一週間以内の基本的な政策での決着を目指す方針を確認、今週末にも共同声明が出される見込みで進展が注目されます。また、スペインのカタルーニャ州をめぐっても動きがあり、プチデモン前首相再選阻止を目論むスペイン政府の意向により憲法裁判所はプチデモン首相再任の信任投票を差し止めを命じる決定を下しました。憲法裁判所は声明で再任をのぞむならば、出頭して司法当局の許可を得る必要があるとしており、今後のプチデモン氏、カタルーニャ州議会の出方が注目されます。
ユーロドルは先週木曜日に高値1.2537をつけた後はダボス会議をめぐる一連の米高官、トランプ発言に振り回された形となり、1.24割れまで押し戻されているものの、下値は切り上げており、引き続き底堅さは感じられます。
当面の下値目処は一目均衡表の転換線1.2351、この水準を守りきれる限りにおいては当面のターゲット1.26を再び目指す動きを想定します。
この後は19:45からラウテンシュレーガーECB理事講演、22:30 米国12月個人所得・消費支出、24:30 米国1月ダラス連銀製造業活動指数、PCE、25:00にはクーレECB理事講演があります。序盤の欧州株価指数先物はまちまちの推移。
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