ユーロ 海外で一時急落?1.15台をつけたか(12/26夕)

昨晩クリスマスで主要欧米市場が休場となった中で、NY時間の早朝に極端に薄い市場を狙ってユーロドルでアルゴリズム取引によるものと思われるユーロの急落が

ユーロ 海外で一時急落?1.15台をつけたか(12/26夕)

ユーロドル クリスマスにクラッシュ?一時1.15台か

昨晩クリスマスで主要欧米市場が休場となった中で、NY時間の早朝に極端に薄い市場を狙ってユーロドルでアルゴリズム取引によるものと思われるユーロの急落があった模様です。
Bloombergのデータによれば昨晩25日、日本時間の21:27にユーロドルは高値1.1911をつけた後21:33には1.1558まで急落。わずか数分の間に353pips下落し、今年7月来の安値をつけました。
その後は明け方まで断続的に1.15-1.19台でプライスがquoteされましたが、東京時間の開始時点では1.1871と、ほぼ昨日の東京終値と近い水準に戻り、何事も無かったかのように本日の取引が始まりました。本日日中の動きは昨日東京時間同様限られ、1.1859-1.1883の狭いレンジに終始しました。

流動性の低下を警戒して、時間帯はまちまちでしたが日本の多くのFX会社は25日の夕刻から26日の早朝までを取引時間外としていたため、日本の個人投資家が昨晩の動きによってストップロスをつけられたり、安値でのユーロ買いが成立したりといった動きはほとんど無かったものと思われます。
クリスマスは欧米主要市場が休場とはいえ、ロシア、中東などの開いている市場はあり、このような仕掛けが可能となります。
どの程度の規模の取引が成立したのかは定かではありませんが、流動性の低い市場の恐ろしさを改めて認識させられると同時に、ただでさえ最近複雑化しているユーロドルのチャートがこれでますます読みにくいものとなりました。

本日は米国は市場営業日のため、昨日よりは流動性が回復するものと思われますが、逆に取引時間を制限しているFX会社等も少ないため、昨晩のような動きには警戒が必要です。日本時間19:00現在ユーロドルはやや下落して1.1857レベルでの取引。

この後クリスマス休暇明けの米国では23:00 ケースシラー住宅価格指数、24:00 リッチモンド連銀製造業指数、24:30 ダラス連銀製造業活動指数等の指標の発表が予定されています。

追記:上記急上昇急落が起きた時間帯に銀行間取引に使用されているEBSでは1.1860bidと1.1873offerのまま推移していたことから、インターバンク市場では25日のEUR/USDの乱高下は認識されていないとのことです。

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