ニュージーランドドル週報(2017年12月第三週)

NZの7-9月期のGDPは前期比+0.6%となり、前期の+1.0%からは減速しましたが、市場の予想通りの結果となったことで、

ニュージーランドドル週報(2017年12月第三週)

NZ/円、短期は強気の流れ。81円台で越週しない限り、下値リスクにも注意。

NZの7-9月期のGDPは前期比+0.6%となり、前期の+1.0%からは減速しましたが、市場の予想通りの結果となったことで、為替相場に影響なくNZドルは対ドル、対円で底堅く推移しています。

チャートを見ると、日足は11/20に付けた76.10を直近安値として下値をゆっくりと切り上げる流れを維持しており、この間に12/11の日足が9/21に付けた82.76を起点として上値を切り下げて来た流れから上抜けて、短期トレンドに変化を生じさせています。一方で79〜80円ゾーンには強い上値抵抗が散在していますが、80円台に乗せてくれば、日足、週足ともに形状がさらに安定して一段の上昇に繋がり易くなります。日足の上値抵抗は79.50-60、80.00-10に、下値抵抗は78.60-70、77.60-70にあります。21日移動平均線は77.71にあり、これをしっかり上抜けて、短期トレンドはNZ強気に変化しています。200日線は79.27に位置しており、これを若干上抜けて推移していますが“ダマシ”の範囲内です。

一方週足は、4週続陽線引けとなり下値を切り上げる流れを維持しています。今週は週初から上値追いの動きが強まる展開となっていますが、週足の上値抵抗が80.90-00に控えており、これをしっかり上抜けて越週するまでは下値リスクを残します。一方で、76円台の長期的な下値抵抗には一旦跳ね返されており、76円割れで越週しない限り、下値余地も拡がり難いと見られます。今週の週足ベースで見た強い上値抵抗は79.80-90と前述の80.90-00に、下値抵抗は77.10-20、76.00-20にあります。31週、62週移動平均線は79.86と79.51に位置しており、これらが上値を抑え込んでいる形となっており、下値リスクを残した状態です。また、31ヶ月移動平均線は78.50に位置しており、これを上抜け始めており、下値抵抗として働く可能性を示しています。しかし、62ヶ月線は81.14に位置しており、続伸した場合でも強い上値抵抗として働く可能性を示しています。

NZ/円、短期は強気の流れ。81円台で越週しない限り、下値リスクにも注意。

NZ/円【週足】:(12/20現在31週移動平均線は79.86に、62週線は79.51に位置しており、収縮中の両者が上値を抑え込んでおり、下値リスクを残した状態にある。)

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