オーストラリアの10月住宅ローン貸出の結果(17/12/8)

本日、10月の住宅ローン貸出件数が公表され、結果は▼0.6%(予想▼2.0%)となり予想を上回りました。

オーストラリアの10月住宅ローン貸出の結果(17/12/8)

オーストラリアの10月住宅ローン貸出の結果

本日、10月の住宅ローン貸出件数が公表され、結果は▼0.6%(予想▼2.0%)となり予想を上回りました。9月は前回の▼2.3%が▼2.5%に下方修正され、これを勘案すると▼0.8%で、これも予想を上回っていますが、引き続きマイナスですので、あまり芳しい数値ではありません。

下図の豪州統計局作成のトレンドラインは上向き傾向を維持していますが、季節調整済数値(灰色の折れ線)は2015年高値と同じ水準を越えられない状態が続いています。(下図の赤い線)。

オーストラリアの10月住宅ローン貸出の結果

個別明細としては下記となっています。尚、全体数値の83%〜85%程度を中古住宅ローンが占めています。10月は全ての項目でマイナスになっています。

         10月          9月(前回)
全体      ▼0.6%         ▼2.5%(←▼2.3%)
建設中     ▼1.4%         ▼2.1%(←▼2.6%)
新築住宅    ▼1.6%         +1.3%(←+1.8%)
中古住宅    ▼0.4%         ▼2.8%(←▼2.6%)
借り換え    ▼0.1%         ▼1.4%(←▼1.0%)

豪ドル/米ドルは指標発前に0.7505〜10米ドル付近で推移していましたが、発表後も約2時間経過していますが、0.7502〜10米ドルレンジに留まり、全く動いていません。既に0.7520米ドルのサポートを下抜きかけているので、現状では0.7440米ドル狙える方向の流れにいます。予想上回る数値に売れなかっただけで、数値自体はマイナスですので、豪ドル安トレンドを確認するような指数になっています。
上値は0.7620米ドルを越えないと豪ドル安の流れは強いままです。来週以降シカゴポジションがどの様に対応するか注目されます。(12月8日11:20、1豪ドル=0.7505米ドル)

オーダー/ポジション状況

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