ユーロ軟調推移 市場の焦点定まらず。(12/6夕)

6日の東京時間でユーロドルは1.18台前半で軟調推移。昨晩の海外市場で特段の理由も無いままに下落した流れを受けて本日の東京市場では1.1816-48レンジで取引されました。

ユーロ軟調推移 市場の焦点定まらず。(12/6夕)

ユーロ軟調推移 市場の焦点定まらず。

6日の東京時間でユーロドルは1.18台前半で軟調推移。
昨晩の海外市場で特段の理由も無いままに1.18台前半に下落した流れを受けて本日の東京市場では1.1816-48レンジで取引されました。

昨晩米政府が、トランプ大統領がイスラエルの首都をエルサレムと承認し、テルアビブにある米大使館をエルサレムに移転することを決めたと明らかにしたことにより中東諸国が反発を強めており、地政学リスクの高まりで世界的に株価が下落、日経平均も一時500円を超す下げを記録しました。
為替市場は「有事の円買い」で反応しドル円が一時112円をユーロ円も132.50を割り込む動きです。
急速なリスクオフの動きの中で、序盤の欧州主要株価指数も軒並み下落して始まっています。

円主導の流れの中でユーロドルは明確な方向感の定まらないまま、やや軟調な動きを見せています。18:30現在のユーロドルの水準は1.1820レベル、一時1.1812まで下落する局面もありましたが、今のところ1.18割れを試す動きとはなっていません。
16:00に発表されたドイツの製造業受注は前月比で+0.5%と-0.2%の事前予想に対し予想外の良好な数値となりましたが、市場の反応は限定的でした。

ユーロドルは昨日11月7日からの上昇トレンドラインの下限を下抜けて一目均衡表の雲の中に突入、上昇のモメンタムを失った形となっています。1.1806の89日移動平均や1.1795の21日移動平均がとりあえずのサポートですが雲の下限は1.1722と下が広く、本日1.1834の雲の上限を終値で回復できなければ一層膠着感が強まりそうです。

今晩の予定は以下のとおり
19:30 メルシュECB理事講演
22:15 米国11月ADP全国雇用者数
22:30 米国7〜9月期単位労働コスト確報値
24:00 カナダ中銀政策金利発表
24:30 米国週間原油在庫

週末の雇用統計を控えてADP雇用統計には相応の注目が集まりそうです。
また、税制改革、ロシアゲートに加えて、新たに中東問題が加わった米国情勢はどの材料で動くかの綱引きが複雑化していており、波乱含みです。

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