オーストラリア 10月小売売上高結果 (12月5日、日本時間9時30分公表済)
10月小売売上高実績 前月比+0.5%(予想+0.3%)
10月の小売売上高は予想を上回る+0.5%(予想+0.3%)となりました。9月は当初の0.0%→+0.1%、8月が▼0.5%→▼0.6%に修正されました。第3四半期は前四半期▼0.7%でしたので、第4四半期最初の数値としては悪くなく、GDPには好影響となります。
豪州小売売上高(10月迄、青:前月比伸び、オレンジ:6ヶ月移動平均、赤:ゼロ)
上図見ると、移動平均線が依然下降を辿っています。
季節調整済数値(灰色)がトレンド(黒)をやっと上回りました。2016年末からのマイナス(上図の小さい○印)とほぼ同じ経緯を辿っていますが、今回はマイナス期間が少し長くなりました。また、トレンドラインが下向きになっているのは気にかかるところです。
(出所:豪州統計局)
主なセクター別内容は(前月比ベース)下記となっています。
10月は全ての項目でプラスとなりました。特に衣料とレストランが牽引しました。
(9月のカッコ内は前回発表数値)
10月 9月
食品 +0.3% +0.7%(←+0.6%)
家庭用品 +0.1% ▼0.4%
衣料 +1.0% ▼0.7%
百貨店 +0.5% +2.4%(←+2.1%)
レストラン等 +1.7% +0.7%(←+0.3%)
その他 +0.3% ▼1.9%(←▼1.7%)
豪ドル/米ドルは指標発表前に0.7605米ドル付近で推移していましたが、予想上回る数値に0.7645米ドル付近まで買われています。丁度3週間保合いとなった0.7530〜0.7650米ドルレンジの上限で止められています。ここを越えてくれれば0.7700米ドル、0.7730〜40米ドルまでの上値余地ができます。目先の豪ドル安トレンドラインを上抜きかけているので、この抵抗線を抜ける可能性は少し高くなっています。
下値は0.7620米ドルにサポートあり、このラインを切ると3週間推移したレンジの継続になります。いずれせよ豪ドル安トレンドは続いています。
(12月5日11:00、1豪ドル=0.7642米ドル)
(以上)
オーダー/ポジション状況
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