豪州政策金利予想
豪州準備銀行(中銀)政策金利予想(12月4日13時00分現在)
現行1.5%→1.5%で据え置き予想 エコノミストのレンジなし(全員1.50%)
明日(5日)豪州中銀の政策金利が発表されます。年内最後の金融政策ですが、今回もエコノミスト全員がレンジ幅のない1.50%の据え置き予想となっています。昨年7月(1.75%→1.50%)に利下げ実施以降、実に17ヶ月連続の現状維持になります。
主な理由は第3四半期インフレが1.8%となり、中銀目標(2〜3%レンジ)以下であったことを挙げています。低インフレの原因は家計消費が弱いと見ていますが、中銀は消費が弱いのは一時的と見做していることをエコノミストは指摘しています。また、貿易関連が強く、これは消費の弱さとは対照的であると分析しています。
また、先々の予想に関し、エコノミストは2018年3月に1.25%〜1.50%にレンジ拡大予想ですが、平均は1.5%のままとなっています。因みに前回は2018年2月に1.25%〜1.75%予想でした。2月に金利変更予想が無くなりました。また、エコノミストの平均値が変わるのは、来年の第4四半期に平均予想が1.5%→1.75%となっています。
従いまして、今回のポイントも議事録要旨になります。
ご参考まで、前回(11月)の議事要旨の為替記述に関しては下記の通りになっています。
「豪州ドルは年央以降高くなったが、これは米ドル安を反映したものだ。豪ドル高は価格下げ圧力を続ける。通貨高になることは現状見通しよりもゆったりとした経済活動の拡大やインフレが結果として現れる。」と公表しています。
最近は豪ドル安になっているので、為替に関してはあまり話題になり難いですが、もし現状を肯定すると、豪ドル安の流れがもう少し続く可能性がでてきます。
尚、次回金融政策発表は2018年2月6日(火曜日)に予定されています。
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