オーストラリアドル週報(2017年12月第一週)

アメリカ経済が一段と明るさを増す中で、世界経済の回復基調はより鮮明となっています。

オーストラリアドル週報(2017年12月第一週)

豪ドル/円、短期は弱気。84円台を守り切れば反転の可能性も。

アメリカ経済が一段と明るさを増す中で、世界経済の回復基調はより鮮明となっています。オーストラリア経済も安定した労働市場の下、低インフレ下で緩やかな拡大基調が継続していますが、為替市場ではアメリカの税制改革法案の年内通過の可能性や、金利動向が焦点となっており、豪ドルは対ドル、対円で低位揉み合いの展開となっています。

チャートを見ると、日足は、84円台の中期的な下値抵抗ポイントで揉み合い症状となっていますが、9/21に付けた90.30を起点として上値を切り下げる流れには変化が認められません。この日足の上値抵抗は87.60-70にあります。また、10/23に付けた89.08を戻り高値として上値を切り下げており、この日足の上値抵抗は86.10-20に位置しており、短期トレンドは豪ドル弱気の流れに変化が認められません。86.50超えに値を戻せば下値リスクが軽減されますが、この場合でも87円台半ばに強い上値抵抗があり、急伸にも繋がり難いと見られます。21日移動平均線は86.05に、120日、200日線も87.13と85.93に位置しており、全てを下抜けて、短・中期トレンドは豪ドル弱気の流れにあります。

一方、直近の週足は値幅の小さい足に終わり、84円台の中期的な下値抵抗を攻めきれずに越週しました。今週も84円台で小動きとなっていますが、85円台を回復して引けた場合は、中期的な下値抵抗を守って反転に繋がる可能性を残します。逆に84円台を維持できずに越週した場合は82〜84円ゾーンでもう一段下値を模索する動きとなる可能性が高くなります。週足の上値抵抗は85.00-10、86.20-30に、下値抵抗は84.00-10、83.00-10にあります。31週移動平均線は86.23に位置しており、この下に入り込んで下値リスクが高い状態にありますが、62週線は84.98に位置しており現状は反転の足掛かりとなる可能性を残した状態です。また、31ヶ月移動平均線も84.81に位置しており、反転に繋がる可能性を残していますが、形状が弱いので下値リスクがより高く、大幅な反発にも繋がり難いと見ています。また、84円割れで越月した場合は一段の下落リスクに注意が必要となります。

豪ドル/円、短期は弱気。84円台を守り切れば反転の可能性も。

豪ドル/円【週足】:(11/29現在31週移動平均線は86.23にありこの下に入り込んで下値リスクが点灯中。62週線は84.98にありこれを守って反転の足掛かりとなる可能性を残している)

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