ユーロ レンジ上限でイベント待ち(17/11/14夕)
14日の東京時間にユーロは対ドルで底堅く推移しました。昨晩の海外市場では序盤に1.1638まで下げたもののその後はじりじりと上昇、ニューヨーク時間には一時1.1675をつけました。その後東京時間に入っても高値圏で横ばい推移、ただ、先ほど16:00に発表となったドイツの第3四半期GDP速報は前期比+0.8%、(労働日数調整済みで前年比+2.8%)と事前予想+0.6%(+2.3%)を上回りましたが、反応薄で16:05現在ユーロドルは1.1670レベルでの取引です。
ユーロは引き続き10/27以来のレンジ相場を脱していませんが、上値はレンジ上限の1.1675-90レベルで抑えられているものの、6営業日連続で下値を切り上げおり、底がたい動きとなっています。
本日はこの後19:00から イエレンFRB議長、ドラギECB総裁、カーニー英中銀総裁、黒田日銀総裁、討論会、同時刻にドイツ11月ZEW景気期待指数、ユーロ圏7〜9月期GDP速報値、ユーロ圏9月鉱工業生産、22:30にクーレECB理事講演とユーロ圏に指標、イベントが重なり波乱含み。また、22:30には米10月の生産者物価指数の発表も控えています。
ユーロドルが、レンジ上限を形成するヘッドアンドショルダーのネックライン1.1676、低下してきた21日移動平均線が1.1685を何らかのショックで上抜け、更に勢いで現在1.1740レベルのトレンドライン上限を破るようなことがあれば、ユーロ下落シナリオ変更の必要性も出てくるかもしれません。
ただ、ここまでユーロ買いのポジションも積みあがってきている割には上値を更新できておらず、むしろ下落リスクが高く、1.1622の転換線、1.1590-00のサポート帯を抜けると、下値は大きく広がりそうです。
序盤の欧州株価指数先物はまちまちの推移。
オーダー/ポジション状況
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