ランド円ショートコメント(17/10/6)

先週の南アフリカ、ランド関連のニュースではあまり目立ったものがありませんでしたが、どちらかというと木曜まではほぼドル円のリスクオンによる円安に沿った動き

ランド円ショートコメント(17/10/6)

ランド円ショートコメント

まず先週の振り返りですが、ランド円は「8.15レベルをレジスタンスに、年初来安値をトライし7.85レベルをサポートとする週」を見ていました。実際のレンジは安値が7.98レベル、高値が8.19レベルと年初来安値トライには至りませんでしたが、上値の重たい流れとなりました。

先週の南アフリカ、ランド関連のニュースではあまり目立ったものがありませんでしたが、どちらかというと木曜まではほぼドル円のリスクオンによる円安に沿った動きとなっていたようで、ランド円もじり高の展開を辿りました。しかし、11月24日に予定されているムーディーズの南アフリカに対する格付け発表を前に、ムーディーズが南アフリカ財務相にヒアリングに行くことが発表されました。

果たしてジャンクへの引き下げを止めることが出来るかどうかお手並み拝見ではありますが、ギガバ財務相自身が懸念しているくらいですから現状維持は困難かもしれません。週末に向けてランド円が売られたのもこのムーディーズの発表によるところが大きいのですが、なんとか週の安値に並んで下げ止まりました。ただ、今週は格付け引き下げ懸念が強まるでしょうから、引き続き上値の重たい展開になりそうです。

4時間足チャート(上かランド円、ドルランド、ドル円)をご覧ください。

        ランド円、ドルランド、ドル円四時間足

        ランド円、ドルランド、ドル円四時間足

これまでもランド円は下降傾向にありましたが、現状は10月17日高値を起点としたレジスタンスラインとそれと平行に引いたラインで構成される下降チャンネルのなかでの推移へと下げトレンドを強める展開が予想されます。ピンクの太い水平線が年初来安値ですが、かなり近い水準にありますし、史上最安値(昨年の6.42)にはまだまだ距離があります。

今週も上値が重たい展開を考え、先週と同じ8.15レベルをレジスタンスに、年初来安値をトライし7.85レベルをサポートとする週を見ておきましょう。

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