ユーロドル 続落再び安値圏へ
週明けの東京市場でユーロは続落。
週末の米税制改革法案可決でドル買いが強まり1.1800を再び割り込んだ流れを受けて、1.17台半ばから後半で東京市場は取引されましたが、夕刻一段安となり、安値1.1735をつけて安値圏での推移です。
スペイン政府は週末カタルーニャ州の独立問題に対し州政府の解散と州議会の一部の権限を制限する計画を発表、27日に上院で承認される見込みです。これに対してカタルーニャ州は独立を放棄する意思は無く反発を強めており、26日ECB理事会当日に州議会が招集される見込み。双方が互いをクーデターと非難する事態となっており、最終的な落ち着きどころが今のところ見えていないこともユーロの上値を重くする一因となっています。
今週26日のECB理事会を控えてのポジション調整もあり、ユーロはやや方向感をつかみにくい状況となっています。
先週木曜から金曜にかけてのユーロの上昇は、1.1858高値と1.1878近辺のネックラインに到達せずに終了。未だ下値余地ありと考えますが、下値も一目均衡表の雲の下限1.1732を前にきっちり止めてきており、直近の安値1.1730にも到達していません。
中長期ユーロ上昇、短期調整のこの局面でイベントも絡んでやや混沌としてきたイメージです。
ECB理事会までは現レンジ内での取引を予想しますが、今晩1.1715-30のサポート帯を下抜けてきた場合には一段安に警戒。1.1670をしっかり割り込むと別次元に下値が広がるのは先週指摘のとおりです。
今晩この後23:00からはEU圏10月の消費者信頼感指数の発表があります。米国は21:30からシカゴ連銀全米活動指数の公表がある程度で比較的イベントは軽め。
序盤の欧州株価指数先物はユーロ安を背景に全般的に強含みとなっています。
オーダー/ポジション状況
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