オーストラリアドル週報(2017年10月第二週)

先週発表された8月の小売売上高が予想を下回る結果となったことを受けて87円台まで続落した豪ドル/円相場は、ここに来てやや下げ渋りの傾向が見られています。

オーストラリアドル週報(2017年10月第二週)

豪ドル/円、短期は上値の重い展開。85〜86円台が中期サポート。

先週発表された8月の小売売上高が予想を下回る結果となったことを受けて87円台まで続落した豪ドル/円相場は、ここに来てやや下げ渋りの傾向が見られています。87.00-20の強い下値抵抗を守った形でこれを支えとして反発に転ずる可能性に繋げていますが、一方で好調な米経済指標を受けたドル金利の上昇により、豪ドル/ドルの上値余地が限られる展開となっており、豪ドル/円も急反発にも繋がり難い展開となっています。

チャートを見ると、日足は3手連続陽線引けとなり、上値余地を探る動きが継続中ですが、個々の足が強いものではないことや、9/21に付けた90.30を起点として上値を切り下げる流れからは抜け出しておらず、88円台半ば超えにある強い上値抵抗をしっかり上抜けて来るまでは下値リスクがより高い状態です。21日移動平均線も88.44に位置しており、この下に入り込んで短期トレンドがやや弱い状態にあることを示していますが、85〜86円ゾーンには中期的な下値抵抗が厚いポイントであることから、調整的な下げに留まるならこれを下抜けない可能性も高いと見ています。日足の上値抵抗は88.10-20、88.60-70、89.10-20に、下値抵抗は87.20-30、86.30-40にあります。

一方週足は、2手連続陰線引けとなり上値を切り下げていますが、6月に付けた72.53を起点として下値を切り上げる流れには変化が認められず、中期トレンドは豪ドル強気の流れを維持しています。この週足の下値抵抗は85円台半ばにあります。一方、上値も9/21に付けた90.30は中・長期的な上値抵抗ポイントでもあることから、大きな戻り天井を見た可能性が点灯しており、反発に転じても90円超えで越週しない限り、下値リスクを残すことになります。今週の週足の上値抵抗は88.60-70、89.20-30に、下値抵抗は87.20-30、85.60-70にあります。中期トレンドは85円割れで越週しない限り豪ドル強気を維持します。31週、62週移動平均線は85.67と83.94にあり、中期トレンドをサポートしています。

豪ドル/円、短期は上値の重い展開。85〜86円台が中期サポート。

豪ドル/円【週足】:(10/11現在31週移動平均線は85.67に、62週線は83.94にあり中期トレンドは豪ドル強気の流れにある)

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