オーストラリアの8月住宅ローン貸出の結果(17/10/12)

本日、8月の住宅ローン貸出件数が公表され、結果は+1.0%(予想+0.5%)となり予想を上回りました。

オーストラリアの8月住宅ローン貸出の結果(17/10/12)

オーストラリアの8月住宅ローン貸出の結果

本日、8月の住宅ローン貸出件数が公表され、結果は+1.0%(予想+0.5%)となり予想を上回りました。7月は前回の+2.9%が+2.8%に小幅下方修正されました。内容的にはマチマチで、為替は豪ドルが横這いになっています。

下図の豪州統計局作成のトレンドラインは、上向き傾向を強めています。これが継続されるか否かは今後の数値次第ですが、2015年央〜2016年前半の高値に並んでいます(下図の赤い線)。

オーストラリアの8月住宅ローン貸出の結果

個別明細としては下記となっていますが、建設中住宅ローンが大幅に減っており、内容的にはあまり良くないと思われます。引き続き新築住宅が伸びているので、これが支えになっている様です。尚、中古住宅ローンが全体に占める割合が大きくなっています。(全体数値で83%〜85%程度中古住宅ローンが占めています)

         8月          7月(前回)
全体      +1.0%         +2.8%(←+2.9%)
建設中     ▼2.4%         +4.0%(←+3.1%)
新築住宅    +1.5%         +2.2%(←+2.0%)
中古住宅    +1.5%         +2.7%(←+2.9%)
借り換え    +3.5%         ▼0.3%(←▼0.8%)

豪ドル/米ドルは指標発前に0.7805米ドル付近で推移していましたが、発表後は0.7798〜0.7809米ドルレンジで上下しました。数値は予想を上回ったものの、建設中住宅ローンの減少など内容的には微妙な数値となったので消化できない様です。
豪ドルは丁度0.7750米ドルサポートに止められ、0.7810米ドルの抵抗線まで、持ち高調整買いをした形となっています。豪ドル自体は弱い状態で、0.7750、0.7710米ドルサポートを伺う状態ですが、この短期豪ドル安トレンドをリセットするには0.7850米ドル越えが必要になります。(10月12日10:40、1豪ドル=0.7805米ドル)
(以上)

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