ユーロ反発 カタルーニャ情勢注視
連休明けの東京市場ではユーロ買いが強まり、一時1.18台を回復しました。
昨晩、ECBのラウテンシュレーガー専務理事がECBの量的緩和終了に向けて前向きな発現をしたことから、改めてユーロを買いなおす動きが出ています。
本日スペインカタルーニャ州では独立宣言を行うか否かが州議会で議論される見込みですが、スペイン政府は独立宣言が出た場合には州首相の逮捕等の強硬措置に出る構えです。
ただ、一旦ユーロ相場にはカタルーニャ問題は織り込まれていることから、昨日から今日にかけて特に新しい進展がなく、新たなユーロ売り材料とはなっていません。
夕刻発表されたドイツの8月の貿易収支で貿易黒字額は216億ユーロと事前予想を上回りました。輸出入ともに予想を上回る内容で、ドイツ経済がユーロ高にもかかわらず輸出に牽引されて活性化している様子が伺える内容となりました。
ユーロドルのここまでの高値は1.1804。1.18台ではカタルーニャ情勢を懸念してのユーロ売りも出て東京時間20:00は1.1780前後での取引です。
ユーロドルが再び上昇に転じたと判断するためには1.1860レベルをきれいに上抜けてくる必要があり、今のところはどちらとも判断できない状況です。
とりあえず今晩のところは、カタルーニャ州議会の出方待ち、時間不明ですがプチダモン州首相が行う予定の演説の内容に注目が集まります。当初は独立宣言を行う可能性が高いと見られていましたが、スペイン政府の強硬姿勢、周辺国の支持拒絶、州内からも反対の声が上がるなど情勢は流動的で、直前になって演説の内容は不透明なものとなってきています。
今晩は米欧ともに大きな経済指標等は予定されていません。
序盤の欧州株価指数先物はまちまちの推移。
オーダー/ポジション状況
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