ドル円下落後カタルーニャ対話姿勢で反発(10/11朝)

昨晩の海外市場でドル円は行って来い。

ドル円下落後カタルーニャ対話姿勢で反発(10/11朝)

ドル円一時111円台、カタルーニャ対話姿勢で反発

昨晩の海外市場でドル円は行って来い。深夜にかけて北朝鮮のミサイル試射などの追加的な行動とカタルーニャ州議会での独立宣言を警戒して危険避難的な円買いが強まり、一時ドル円は111.99まで下落しました。
しかし、注目されたカタルーニャ州プチデモン首相の演説で同首相は「カタルーニャは独立の権利を勝ち取った」としつつも、独立宣言を延期。住民投票の結果の一時停止と一時停止期間中のスペイン政府との対話を呼びかけました。

演説を受けて為替市場では安堵感が広がりはユーロ買いと円の売り戻しで反応、ドル円は再び112円台半ばでの取引に戻り、ユーロドルは1.18台を回復しています。
ただし、スペイン政府はカタルーニャ首相の演説を事実上の独立宣言と受け止めるとの見解を示しており、今後自治権停止等の強行策に出る可能性があります。

カタルーニャ問題の先送りと、朝鮮労働党創立記念日に北朝鮮に目立った動きがなかったことから、ドル円には買い戻しの動きがある一方で、9月末以降113円台の維持に再三失敗していることから上値の重さも意識されて、やや膠着感が出ています。
このため本日の東京市場でも112円台半ばを中心とした動きが続きそうです。
この後8:50に本邦8月機械受注の発表があります。

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