ユーロ 東京時間横ばいの後下落再開(17/9/27夕)

27日の東京市場でユーロは材料難からおおむね1.1770-95の狭いレンジでの取引が中心となりましたが、

ユーロ 東京時間横ばいの後下落再開(17/9/27夕)

ユーロ 東京時間横ばいの後下落再開

27日の東京市場でユーロは材料難からおおむね1.1770-95の狭いレンジでの取引が中心となりましたが、午後遅く欧州勢の参入に伴い再び売り圧力が増し、一時1.1742と前日の安値を下回る展開となり、午後5時現在は1.1755レベルでの取引です。
夕刻にかけ、本日大きな発表があるとされている米税制改革案に対する期待からのドル買いが生じていると見られ、ドル円も112円台後半に続伸しています。

ユーロドルは一目均衡表の雲の上限が1.1725レベルにありますが、ことユーロに関しては一目均衡表を睨んでトレードしている人がどの程度いるかいささか疑問であり、あまりしっかりしたサポートとして機能する感じもしません。やはり、ヘッドアンドショルダーのセオリーどおり短期的に1.60前後を目指す局面のように思えます。

今回のユーロの下げは、あくまでドイツの総選挙での異変をきっかけとするもので、政治的なインパクトとセンチメントの悪化はあるもののメルケル首相が政権を失ったわけでもなく、ユーロ圏の経済に減速が見られるわけでもない。10月のECBのテーパリング開始も固そうで、ドルの再利上げはほぼ織り込み済みと、ユーロ高の調整局面ではあっても下落に転じたわけではないものと思われます。
そのためここでいつものフィボナッチを持ち出す必要はいまのところあまりないかもしれませんが、一応1月の安値1.0341起点で9月の高値1.2092からの戻しを見れば、未だ23.6%の1.1679に達してもおらず、38.2%で1.1423、半値戻すと1.1216といったあたりの数字はここまでの上げが急激で一方向であったといえることから念のため頭においておいたほうがよいかもしれません。

今晩は米国でMBA住宅ローン申請件数、耐久財受注、数名のFRBの要人発言等が予定されているほか、前述の税制改革で何が出てくるかも注目され、米国サイドが波乱含みです。序盤欧州株価指数先物はユーロ安を好感してほぼ全面高の様相です。

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