オーストラリア 7月失業率結果
7月の豪州失業率は以下の通りとなりました。
就業者数の予想が若干上回る結果となりましが、内容的にはフルタイム就業者減少で、強弱混じった数値になりました。為替相場はあまり材料視できず、ほとんど反応ありませんでした。
7月の就業者数は6月より27,900人増加、予想の20,000人より若干上回りました。内訳では、フルタイム雇用者が20,300人減(6月62,000人増)、パートタイムが48,200人増(6月48,000人減)となりました。内容的には悪くなっています。また失業率は予想通りの5.6%になりました。但し、6月の失業率は5.6%⇒5.7%に下方修正されています。
総人口に対する労働人口が0.4%増(トレンドベース集計)の61.4%となり、2013年4月以来の最高になりました。失業者も増えましたが、人口増から比較すると良い数値になっています。移民が着実に増加しているので、豪州経済は引き続き好調な雇用環境になっています。
労働参加率は65.1%となり前回の65.0%より上昇、月間全労働時間は1440万時間減少し16億9040万時間(前月17億350時間)となりました。カレンダー上、7月は6月より1日多いですが、7月は土日が多い分実質営業日は1日少なく、この辺りが数値に現れたと思われます。月間全労働時間減少は実質賃金の減少にも繋がりますので、消費にはあまり良くない数値になりました。
豪ドル/米ドルは指標発表前に0.7945〜50米ドルで推移していましたが、発表後は0.7920米ドル割れまで下落し、現在は0.7930〜35米ドル付近で推移しています。
内容的にはフルタイム雇用者の減少で売られたものの、売り崩すまでの悪い内容ではなく保合いになっています。
15日火曜日の議事録発表後は0.7810付近までの豪ドル売り調整をしましたが、サポートに止められて反発しています。このサポート切れば一段の豪ドル高調整入りで、0.7770と0.7710米ドル狙いになる可能性高かったのですが、0.79米ドル台回復で下押しエネルギーが少なくなっています。
一方で上値も0.7930〜50米ドルの抵抗線に当たっており、ここを確りと上抜け0.80米ドル台に戻せれば再度0.8060米ドルのダブルトップを狙えます。
まだ3角保合いの収斂の中での推移に見えます。(1豪ドル=0.7933米ドル、8月17日12時50分現在)
オーダー/ポジション状況
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