豪州消費者物価指数予想
(今回発表予想)7月25日14時現在
(1) 消費者物価指数の四半期推移と3四半期移動平均…今回予想値(赤い線)がでると、上昇傾向の3ヶ月移動平均線は下降に切り替わりそうです。
(2)CPI前年比(青)とインフレ目標値(赤)…赤は中銀インフレ目標値(2〜3%)を示し、今回予想通り(黒線右側)の数値になると2期連続目標値内となります。
前回1Q・CPI年率ベースは9四半期ぶりに中銀目標値内に入り、今回も予想通りなら、目標値内で推移します。下図の年率CPIと政策金利を見ると、インフレ(CPI)
と政策金利の乖離が開くことになるので、中銀は追加緩和政策が非常に厳しい状況に置かれます。
2013年4Q〜2014年2Q時にCPI>政策金利となりましたが、その後商品市況の下落で、鉱山関連価格の大幅な下落により再度ディスインフレになりました。現在、豪州経済の成長牽引役が当時とは大きく変わっているので、ディスインフレになる可能性少なく、利下げがし難くなっています。その先読みで豪ドル高が一本調子になっていると思われます。この先の中銀コメントがどの様にでるか注目されます。
為替は昨日の水準と変わっておらず、まだ豪ドル高トレンドを継続中です。心理的壁の0.80米ドルを越えてくれば、0.8160米ドルトライになります。一方で、0.7880〜90米ドルを下回ると、豪ドル高は小休止となり、豪ドル調整売りになりそうです。
いずれにせよ年率ベースのCPIが予想通りになれば、仮に持ち高調整の豪ドル売りが出ても押し目買いが継続されそうです。(7月25日14時30分、1豪ドル=0.7936米ドル)
オーダー/ポジション状況
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