ユーロ週明けは売り先行(17/7/3夕)

週明けの東京市場でユーロは先週ユーロが買われた流れを受けて1.14台前半中心での取り引きとなりました。

ユーロ週明けは売り先行(17/7/3夕)

ユーロ週明けは売り先行

週明けの東京市場でユーロは先週ユーロが買われた流れを受けて1.14台前半中心での取り引きとなりました。東京時間1.1425の水準で寄り付いたユーロは、しかし日中は軟調で、上値を試すことなくじりじりと値を下げる展開となり、終盤には1.14を割り込む動きとなりました。夕刻欧州勢が参入するとユーロはさらに下げ足を速め、一時1.1375の安値をつけ18:00現在も安値圏での取引が続いています。

先ほど17:30に発表となった6月のユーロ圏製造業PMI改定値は57.4と速報値を上回りました、製造業の生産は6年ぶりのペースで拡大、今後一年の見通しに楽観的な見方を示している比率も5年ぶりの高水準といずれも最近のユーロ圏の経済好調を裏づける結果となっています。
また、18:00発表のユーロ圏の失業率は9.3%と市場予想と一致しました。
ユーロが特段の要因も無く下落しているのは、原油価格の回復からややリスクオンの流れとなり米ドルに買い戻しが入っていることと明日の米休場を控えて未だポジション調整が続いていることなどが背景にあるためと考えられます。

基調のユーロ高に変化はないと考えますが、思ったよりもやや深めの調整が先行しているイメージで、今晩ユーロがどの程度の水準まで押し戻されるかが注目されます。
押し目のポイントは28日安値の1.1375、以前抵抗線だった1.1300、27日安値の1.1292あたりでしょうか。序盤の欧州株価指数先物はほぼ全面高。

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