ユーロ、ECB理事会控え小動き(6/8夕)

今週の「海外市場イベント集中日」を迎え、東京時間のユーロは1.1247-69レンジでの小動きに終始しました。

ユーロ、ECB理事会控え小動き(6/8夕)

ユーロ、ECB理事会控え小動き

今週の「海外市場イベント集中日」を迎え、東京時間のユーロは1.1247-69レンジでの小動きに終始しました。
ユーロ円も基本的には123円台で様子見の動きとなりましたが午後にブルームバーグが日銀:出口論は「時期尚早」から「説明重視」にとの報道を流すと、内容的にはいまひとつ具体性にかけるものでしたが、ヘッドラインに反応した株式市場の下落を通じドル円が109円台前半に下落、ユーロも123円台前半に反落しました。
午後三時に発表されたドイツの4月の鉱工業生産は前月比予想0.5%を上回る0.8%と好調、この後18:00にユーロ圏1QGDPの発表があり、そして20:45に注目のECB政策金利と声明文の発表、21:30ドラギ総裁記者会見と続きます。

今回の理事会での政策金利変更等は予想されておらず、ドラギ総裁の記者会見の中身とECBの声明での景気下ブレリスクの認識の変化とフォワードガイダンスの変更、インフレ予想の下方修正の有無等に注目が集まります。

このところユーロドルはドルの売り要因とECB理事会での景気認識上方修正の憶測に堅調に推移してきましたが、ここへ来てインフレの下方修正にも注目が集まり始めて、1.1300のターゲットを前に1.1285からの上値を更新しきれていません。本日最も注目されるのはドラギ総裁が再三否定しているフォワードガイダンスの内容の変更でしょうが、変更がない場合でもよほどネガティブな材料が無い限りユーロの下押しは1.1200-1.1160レベルまででしょうか。
17時現在のユーロドルは1.1260レベルでの取引。欧州株価指数先物は概ね堅調な出足です。

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