3. 過去6年間の豪州株式・NZ株式及び為替の動き11

過去6年間の豪州株式・NZ株式及び為替の動き11

上図はオセアニアの株価指数推移ですが、昨年10月頃から継続していた豪州株＞NZ株の状況が2月も続き、

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過去6年間の豪州株式・NZ株式及び為替の動き11

過去6年間の豪州株式・NZ株式及び為替の動き11

（１） 豪州株価指数とNZ株価指数推移（2017年2月27日現在）

（１） 豪州株価指数とNZ株価指数推移（2017年2月27日現在）

上図はオセアニアの株価指数推移ですが、昨年10月頃から継続していた豪州株＞NZ株の状況が2月も続き、遂にNZ株対豪州株（グレイライン：上図では上がNZ株高、下が豪州株高）のサポートラインを下抜きかけています。
青の豪州株は高値からの抵抗線を上抜けて、最高値のダブルトップを伺う一方、オレンジのNZ株は最初のサポートラインを切れてから、次のサポートラインに近付く様な横這いを継続しています。
結果、資金は過去のNZドルから豪州ドルに流れて、豪州ドル＞NZドルのトレンドになっています。

（２）豪ドル/NZドル為替推移（青）と2国間株価指数比

（２）豪ドル/NZドル為替推移（青）と2国間株価指数比

（オレンジ：上図灰色の逆数すなわち「豪州株÷NZ株」で表したもので、上方が豪州株高、下方がNZ株高、為替対比のトレンド見るために逆数としました。）
上図（２）の株価指数比（オレンジ色の折れ線）は図（１）のグレイの折れ線の逆数を使い、青の為替（豪ドル対NZドル）の方向性に合わせています。上方が豪州高（為替・株共）、下方がNZ高になります。
ここ1か月は豪州ドル高NZドル安の流れになっており、上図の赤で示した抵抗線とサポートの収斂がいよいよ時間切れ寸前まで来ています。2016年以降は1.0台でほぼ1年間推移してきましたが、上抜けしそうな形になってきています。豪州とNZの経済規模と最近のGDPを見ると、依然として豪州＞NZの様相ですので、サポートの下抜けよりは上抜けの可能性が高いと思われます。抜け確認後にポジション取る方がリスクとしては少なくなります。

その為替ですが、前回1月24日時点では「…現在レンジは1.0350〜1.0750NZドルに収斂しています。仮に1.04NZドル付近まで下押しても豪ドル買いNZ売りになりそうです。」としましたが、結果は1.0300NZドル付近を底値に、先週は1.0750NZドルまで上伸しています。まだこのレンジは踏襲しているので、1.08NZドルを越えで終わったことを確認後、レンジの上抜きとなります。3月中に上抜けるのか、引き続きレンジ推移で再度下限の下押しするのか、いずれにせよ豪ドルの押し目買いスタンスは変わっていないようです。下押しした場合のサポートは1.0610NZドル、1.0550〜60NZドル、1.0490〜1.05NZドルの順にあります。

（2月28日14：30現在、１豪ドル＝1.0679NZドル）

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