豪州1月貿易収支結果(2017年3月2日)

1月の豪州貿易収支が発表されましたが、エコノミスト予想平均を大幅に下回る数値になりました。

豪州1月貿易収支結果(2017年3月2日)

豪州1月貿易収支結果

豪州1月貿易収支結果

                     (今回発表)3月2日公表分(出所:豪州統計局)

1月の豪州貿易収支が発表されましたが、エコノミスト予想平均を大幅に下回る数値になりました。また、12月数値は1.77億豪ドル黒字減の下方修正となり、次回GDP発表時には下方要因になります。
今回発表分は予想より大きく下回っていますが、下図(1)の各月動向を見ても、決して悪い数値ではありません。少なくとも2017年1QのGDPベースでは好材料の1つに挙げられます。

内容としては、12月と比べて1月は、
輸出が12月327.4(前回326.3億)豪ドル、1月317.9億豪ドル、
輸入が12月294.1(前回291.2億)豪ドル、1月304.9億豪ドル、
差引    +33.3(前回+35.1億)豪ドル  +13.0億豪ドル

となり、12月対比で輸出が3.1%の減少、輸入が3.7%の伸びになっています。輸出の減少が気になりますが、輸入拡大は内需堅調の意味から好数値と言えます。

1月の輸出は、金が▼6.7億豪ドル、石炭等が▼4億豪ドルでこの2つでマイナス幅を埋めています。その他は鉄鉱石等が▼1.5億豪ドルですが、原油等+1.4億豪ドルで差引となっています。食品などの輸出は12月と変わらずに堅調推移となっています。
一方で、輸入は消費財関連+5.4億豪ドル、資本財+3億豪ドルの2つが大きく、消費財の拡大は内需が強くなっていることを示していると思われます。

             (1)貿易収支

             (1)貿易収支

           (2)住宅建設許可件数

           (2)住宅建設許可件数

尚、同時に発表された1月住宅建設許可は+1.8%となり予想(▼0.5%)を大幅に上回りましたが、12月が▼2.5%(←当初▼1.2%)と下方修正されました。差引すると+0.5%程度の上昇に留まっています。やっと底値を脱出した程度です。

相場は0.7660〜65米ドル付近で推移していましたが、発表後は0.7640〜45米ドル付近まで下押し後に若干戻しています。まだ0.7610〜0.7720米ドルレンジで変わりません。(3月2日11:00、1豪ドル=0.7659米ドル)

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