A$円、短期トレンドは強気を維持(17年2月第四週)

オーストラリア経済は引き続き緩やかな拡大傾向にあります。

A$円、短期トレンドは強気を維持(17年2月第四週)

豪ドル/円、短期トレンドは強気を維持。上値抵抗にも注意。

オーストラリア経済は引き続き緩やかな拡大傾向にあります。世界経済の下振れリスクが後退していることや、鉱山関連の回復基調が寄与しており、また国内の労働市場が安定していることも消費の堅調さにも繋がっていると見られます。一方で労働賃金の伸び率が緩やかであること、インフレ率が低水準に留まっており、景気の拡大基調は引き続き緩やかなものに留まると見られています。外的ショックによるリスク回避の動きが強まらない限りは豪ドル相場の急変にも繋がり難い状況です。

チャートを見ると、日足は12/29に付けた83.75を直近安値としてゆっくりと下値を切り上げる流れが継続中ですが、5手前の2/16の陰線(高値88.15)が下値リスクの高いものであるため、これを上抜け切れない可能性に注意が必要です。日足の上値抵抗は87.70-80、88.10-20に、下値抵抗は86.60-70、85.50-60にあります。21日移動平均線は86.52にあり、現状はこの上で推移していますが、120日(82.56)、200日移動平均線(80.78)とのかい離がやや大きくなっており、調整的な動きが出て来てもおかしくありません。

一方直近の週足は陰線引けとなり、上昇一服となりましが、下値を切り上げる流れを維持しており、今週は上値トライの動きが再び強まっています。週足ベースで見た下値抵抗が86.40-50にありますが、これを割り込んで越週した場合は下値リスクがやや高くなります。さらに85円割れで越週した場合は、短期トレンドが変化して一段の下落に繋がり易くなります。また、続伸に繋げた場合でも88〜90円ゾーンは長期的な上値抵抗ポイントが散在するため、上下動を繰り返す可能性が高いと見られます。週足ベースで見た強い上値抵抗は88.10-20、89.10-20に、下値抵抗は86.40-50、85.00-10にあります。31週、62週移動平均線は81.67と81.62に位置しており、中期トレンドは豪ドル強気の流れが継続中ですが、31ヵ月移動平均線が87.70に位置しており、87〜88円台を月足ベースで上抜けきれない可能性にも注意が必要です。

豪ドル/円、短期トレンドは強気を維持。上値抵抗にも注意。

豪ドル/円【週足】:(2/22現在31週移動平均線は81.67に62週線も81.62にあり、短・中期トレンドは豪ドル強気の流れにある)

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