ユーロ円 テクニカル週報(2024年12月第4週)

直近の日足は実体が小さく下ヒゲのやや長い陰線引けとなりました。

ユーロ円 テクニカル週報(2024年12月第4週)

上値余地を探る動き。161円を割り込んで終えた場合は下値リスクが点灯

直近の日足は実体が小さく下ヒゲのやや長い陰線引けとなりました。続伸には繋げられずに終えていますが、下値トライに失敗した形で終えていることから、上値トライに転ずる可能性に繋げています。また、
この陰線が7/11に付けた175.42と10/31に付けた戻り高値166.69を結ぶレジスタンスラインを若干上抜
けた位置で終えており、新たな上昇トレンド入りした可能性が生じています。
但し、この日足の下値抵抗が162.90-00にありますが、これを割り込んで終えた場合は上抜けが“ダマシ”
となった可能性が生じます。この場合でも12/3に付けた156.18を直近安値として下値を切り上げる流れに変わりなく、短期トレンドは161円を割り込んで終えない限り、大きく変化しません。また、164円台に実体を乗せて終えた場合は、新たな上昇トレンド入りを確認して、上値余地がもう一段拡がり易くなります。
対ドルでユーロが弱いため、上下動を繰り返す可能性がありますが、165〜166円台にある強い抵抗をどこまでクリア出来るかトライする動きが強まり易くなります。

上値余地を探る動き。161円を割り込んで終えた場合は下値リスクが点灯

日足の上値抵抗は163.40-50,163.80-90,164.30-40,164.70-80に、下値抵抗は162.90-00,162.50-60,162.10-20,161.50-60,160.90-00にあります。21日、120日移動平均線は160.10と162.74に位置しており。短期とトレンドをサポート中ですが、200日線は164.72に位置しており。上値を抑え込んだ状態です。

一方週足は3週連続陽線引けとなり、下値を切り上げる流れを維持しています。今週も上値トライの動きが強まると見られますが、7月に付けた175.42と10月に付けた166.69を結ぶレジスタンスラインが163.10-
20に位置しており、これを実体ベースで上抜け切れずに終えていることから、“ダマシ”となる可能性を残しており、163.50超えで越週するまでは下値リスクにも注意が必要です。また、160.50以下で越週した場合は12/3に付けた156.18を基点とするサポートラインを下抜けて、下値リスクが点灯します。可能性が低い状態ですが、156円を割り込んで越週した場合は、新たな下落リスクが生じます。

今週の週足ベースで見た上値抵抗は164.20-30,165.00-10,165.80-90に、下値抵抗は162.90-00,
161.20-30,160.70-80にあります。31週移動平均線は164.31に位置しており、上値を抑え込んだ状態
です。また、62週線は162.96に位置しており若干上抜けていますが、“ダマシ”の範囲内です。

上値は、163.40-50,163.70-80にやや強い抵抗がありますが、全てクリアして164円台に乗せて終えれば、上値余地がさらに広がり易くなり、164.10-20,164.50-60,164.90-00,165.20-30,165.50-
60,166.10-20にある強い抵抗どこまでクリア出来るかトライする動きへ。
下値は、162.90-00,162.40-50,162.10-20,161.40-50にやや強い抵抗が出来ており、下値余地が限られる展開が予想されますが、160.90-00の抵抗も下抜けて終えた場合は新たな下落リスクが点灯、160円を割り込んで終えた場合は、“ユーロ弱気”に変化して、157〜159円ゾーンの下値抵抗をどこまで切り崩せるかトライする動きへ。可能性が低いと見ますが156円も割り込んで終えた場合は150円方向への新たな下げトレンド入りの可能性が点灯します。                              

※お知らせ:今週号をもって「FX羅針盤」のドル/円、ユーロ円の週間レポート掲載を終了させて頂きます。長い間当サイトをご覧頂き誠にありがとうございました。
尚、このレポートは今後、以下のサイトにてご覧いただけますのでご利用いただければ幸いです。

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