東京市場のドルは156円台での小動き推移、海外時間も商い閑散の公算大（24/12/23）

【本日の東京市場】

東京時間（日本時間8時から15時）のドル・円は、海外投資家の多くがクリスマス休暇入りしていることから静かな地合いが続き、狭い値動きとなった。

先週末の海外時間では、米国の11月コアPCE(個人消費支出)価格指数は上昇予想に反して前月と同水準にとどまり、個人所得や個人消費支出も予想下振れ。また、12月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値は上方修正ならず、1年期待インフレ率確報値は下方修正されたことで、金利が低下し、ドル売りになった。指標発表終了後は持ち高調整とみられるドル売りも続いたもようで、一時155円台まで下落した。

東京時間では、海外投資家の多くがクリスマス休暇入りしていることから商いは閑散。株式市場では日経平均が先週末比500円超の大幅反発となったが、為替市場への影響は限定的で、ドルは156円台半ばから後半での小動き推移となった。

ドル・円（日本時間8時―15時）
始値：156円52銭
高値：156円70銭
安値：156円34銭
終値：156円65銭　

ユーロ・円（日本時間8時―15時）
始値：163円33銭
高値：163円59銭
安値：163円15銭
終値：163円54銭

豪ドル・円（日本時間8時―15時）
始値： 97円83銭
高値： 98円07銭
安値： 97円78銭
終値： 98円06銭

ポンド・円（日本時間8時―15時）
始値：196円70銭
高値：197円10銭
安値：196円57銭
終値：197円00銭

日経平均（日本時間9時―15時30分）
始値：39040円72銭
高値：39210円17銭
安値：38847円13銭
終値：39161円34銭（前日比＋459円44銭）

【本日の海外市場の重要指標】

日本時間

24時00分、米、12月コンファレンスボード消費者信頼感指数、前回：111.7、市場予想：112.9

※予定は変更することがございます。

【今晩の海外時間の見通し】

本日の海外時間は、12月コンファレンスボード消費者信頼感指数以外、目立った経済指標の発表や要人発言は予定されていないことで、東京時間同様、静かな展開となりそうだ。

先週末、市場で懸念された米政府機関の閉鎖リスクは、バイデン米大統領が3月中旬までのつなぎ予算案に署名したことから後退。為替市場では多少、ドル買戻しが入り157円台を付ける場面はありそうだが、ドルインデックスは107.5水準でほぼ横ばいのままだ。明日の米国株式市場はクリスマス休暇前で短縮取引となるなど、24−26日は欧米を中心に株式、債券市場は休場が多い。既に市場参加者がほとんどいないような雰囲気となっている。

日足の一目均衡表では、雲上限を上回っており、徐々に切り上がっていく雲上限をサポートとした堅調推移が期待できよう。11月15日の戻り高値156円76銭を上回ったことから反発基調は強い。遅行スパンも明確に実線を上回ったことからテクニカル面は良好と考える。

今晩の海外時間は参加者減少で小動き推移を想定する。上値メドは157円10銭、下値メドは156円10銭とする。