ユーロ円 上値余地を探る動き。163円台後半を維持して終えれば一段の上昇へ(24/12/20)

チャートを見ると、直近の日足は前日の陰線を抜き返して大陽線の出現となりました。

ユーロ円 上値余地を探る動き。163円台後半を維持して終えれば一段の上昇へ(24/12/20)

上値余地を探る動き。163円台後半を維持して終えれば一段の上昇へ

昨日の海外市場では、15:30からの植田日銀総裁の記者会見でのハト派的な内容を受けて欧州市場で円売りが一段と進み、ユーロ/円は161円台前半から163円台半ばまで急伸しました。NY市場に入ると、GDP確報値の上方修正、11月の米中古住宅販売の増加、新規失業保険申請件数の予想外の減少など好数値が続いたものの、12月フィラデルフィア連銀景気指数が▼16.4と予想に反して大幅に悪化し、経済指標が吉凶入り混じる結果となり、ユーロ/円も163円台後半から162円台後半まで反落する場面がありましたが、結果的にはFRBの利下げペースの減速観測による長期金利の上昇や日銀による1月利上げの後退観測による円売りの流れは変わらず、ユーロ/円も163円台半ばに反発後、163円台前半で終えています。

上値余地を探る動き。163円台後半を維持して終えれば一段の上昇へ

チャートを見ると、直近の日足は前日の陰線を抜き返して大陽線の出現となりました。上値トライの流れに再び戻した格好ですが、7月に付けた175.42を基点として上値を切り下げて来た流れからは完全には上抜けきれずに終えています。一方で、前日に下抜けたかに見えたサポートラインをしっかりと上に抜き返しており、トレンドを強い状態に戻しています。短期トレンドは160.50-60の日足の抵抗を下抜けて終えない限り大きく変化せず、下値余地が拡がり難い状態です。また、163.60-70の週足の抵抗を上抜けて越週した場合は、来週以降一段の上昇に繋がり易くなります。
上値抵抗は163.60-70,164.10-20,164.50-60,165.00-10に、下値抵抗は163.00-10,162.60-70,162.10-20,161.50-60にあります。

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