ユーロ円 テクニカル週報(2024年12月第3週)

直近の日足は高値圏で引ける陽線引けとなり、前日の陰線を切り返しています。

ユーロ円 テクニカル週報(2024年12月第3週)

上値余地を探る動き。159.50以下で終えた場合は下値リスクが点灯

直近の日足は高値圏で引ける陽線引けとなり、前日の陰線を切り返しています。下値を着実に切り上げる流れを維持しており、短期トレンドは強い状態を保っていますが、ユーロが対ドルで弱い状態にあるので、急伸にも繋がり難いと見られます。7月に付けた高値175.42と10/31に付けた戻り高値166.69を結ぶレジスタンスラインが163円台に位置しており、上値抵抗として働く可能性がありますが、164円台に乗せて終えれば下値リスクが後退して上値余地がさらに拡がり易くなります。一方下値は、日足の下値抵抗が159.70-80にありますが、これを切り崩して159.50以下で終えた場合は、短期トレンドが変化して下値余地が拡がり易くなります。さらに156円を割り込んで終えた場合は、8月に付けた154.43を基点とするサポートラインを下抜けて、新たな下落リスクが生じます。

上値余地を探る動き。159.50以下で終えた場合は下値リスクが点灯

日足の上値抵抗は162.00-10,162.50-60、162.90-00,163.30-40に、下値抵抗は160.40-50,160.00-10,159.70-80,159.40-50にあります。21日移動平均線は160.41に位置しており、下値抵抗として働く可能性があります。また、120日、200日線は163.25と164.70に位置しており、中期トレンドはまだ弱く、上値を抑え込んだ状態です。

一方直近の週足は高値圏で引ける陽線引けとなり、2週連続して陽線引けとなりましたが、2手前の陰線の値幅(高値162.12)を上抜けきれずに終えています。また、7月に付けた175.42を基点として上値を切り下げる流れにも変化がなく、このレジスタンスラインが163.10-20に位置していることから、続伸した場合でも強い上値抵抗として働く可能性があります。一方下値も、週足ベースで見た強い下値抵抗が158.00-10にあり、これを割り込んで越週しない限り、下値余地も拡がり難くなっています。但し、158円を割り込み、さらに156円割れで越週した場合は、新たな下げトレンド入りの可能性が高くなり、155円台の抵抗を切り崩しつつ150円方向への新たな下落リスクが生じます。

上値余地を探る動き。159.50以下で終えた場合は下値リスクが点灯 2枚目の画像

今週の週足ベースで見た上値抵抗は162.00-10,163.10-20,164.30-40に、下値抵抗は159.90-00,
158.50-60,158.00±10銭にあります。31週、62週移動平均線は164.50と162.86に位置しており、
これらを上抜けておらず、下値リスクを残した状態です。

上値は、161.60-70,162.00-10,162.20-30,162.50-60、163.10-20,163.50-60に強い抵抗がありますが、上下動を繰り返しながらもどこまでクリア出来るかトライする動きへ。下値は、161.00-10に軽い抵抗が、160.60-70,160.30-40,160.00-10,159.70-80にやや強い抵抗が出来ており、下値余地が限られる展開が予想されますが、全て切り崩して159.50以下で終えた場合は短期トレンドが変化して下値余地が拡がり易くなります。急落にも繋がり難いと見ますが、159.00-10,158.50-60,158.00±10銭にある強い抵抗を全て下抜けて終えた場合は新たな下落リスクが点灯、157.60-70、157.00-10の抵抗も切り崩して157円を割り込んで終えた場合や、値動きの中で156円割れを見た場合は新たな下落リスクが生じてユーロの下落幅拡大に繋がり易くなります。     

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