ドル円153円台、調整主体で小幅反発 (12/18午前)

18日午前の東京市場でドル円は小じっかり。

ドル円153円台、調整主体で小幅反発 (12/18午前)

ドル円153円台、調整主体で小幅反発

18日午前の東京市場でドル円は小じっかり。朝方、153.52レベルで取引の始まったドル円は、昨晩米指標発表後に米長期金利低下を伴い、大きく下げた反動で、じりじりと買い戻される動きとなりました。ただ、全体としてはポジション調整の域を出ず、153.79まで上げた後、東京時間正午現在は153.71での取引です。

日経平均株価は、昨日米国への大規模投資計画で大きく上げたソフトバンクグループが利食い売りに圧されたことが重石となり、売りが先行。他業種はおおむねプラス圏で推移する中、足を引っ張る形となり、下げ幅は一時200円を超えました。その後は買い戻しも入り、一時プラス圏に浮上する場面もありましたが再度反落。前日比83円安で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では、発表された米11月小売売上高(ヘッドライン以外)や鉱工業生産の数値が予想外の悪化を見せたことから、米国序盤に米長期金利が急低下。ドル円も153円台を徐々に下げる動きとなり、安値153.16をつけた後、153円台半ばでアジア時間につないでいます。

テクニカルにはドル円は、引き続き主要テクニカルポイントの上での推移。一目均衡表の「雲」上限(152.63)、21日移動平均線(152.26)等がサポートしており、底堅いチャート形状です。
注目が集まる明日未明のFOMC結果報告では、0.25%の利下げが市場のコンセンサス。焦点は経済見通しの、参加者の来年のFF金利予想において、前回4回の利下げを予想する内容だったものが今回どのように変化するか、およびパウエル議長の会見内容となります。金利先物市場では来年2回の利下げを予測する水準となっており、もし本当にそのような内容となった場合には、それなりのドル買い反応が出そうです。

ドル円153円台、調整主体で小幅反発

ドル円日足

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