東京市場のドルは154円水準でのもみ合い、日米中銀会合を前に円安推移は一服か(24/12/17)

東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、日米中銀会合を前に積極的なポジション取りは手控えられて、154円前後でのもみ合いとなった。

東京市場のドルは154円水準でのもみ合い、日米中銀会合を前に円安推移は一服か(24/12/17)

東京市場のドルは154円水準でのもみ合い、日米中銀会合を前に円安推移は一服か

【本日の東京市場】

東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、日米中銀会合を前に積極的なポジション取りは手控えられて、154円前後でのもみ合いとなった。

昨晩の海外時間では、日米の中銀会合を控えた思惑的なドル買い、円売りで154円台に乗せた後、米国の12月NY連銀製造業景気指数の大幅な鈍化を受けていったんドル売りになった。しかし、12月製造業PMI速報値は悪化するも、12月サービス業PMI速報値の大幅改善が好感されて、ドル買い・円売りが再燃。一時11月25日以来となる154円台半ばまでドルは上昇した。

東京時間では、日本株がやや強く始まったが、買いは続かず日経平均は前日終値水準でのもみ合いに。ドルも日米中銀会合を前に積極的なポジション取りは手控えられて154円を挟んだもみ合い推移となった。

ドル・円(日本時間8時―15時)
始値:154円14銭
高値:154円35銭
安値:153円80銭
終値:154円13銭 

ユーロ・円(日本時間8時―15時)
始値:162円03銭
高値:162円47銭
安値:161円81銭
終値:161円81銭

豪ドル・円(日本時間8時―15時)
始値: 98円20銭
高値: 98円35銭
安値: 97円84銭
終値: 97円89銭

ポンド・円(日本時間8時―15時)
始値:195円49銭
高値:195円91銭
安値:195円21銭
終値:195円36銭

日経平均(日本時間9時―15時30分)
始値:39589円65銭
高値:39796円22銭
安値:39364円68銭
終値:39364円68銭(前日比−92円81銭)

【本日の海外市場の重要指標】日本時間

18時00分、欧、カジミール・スロバキア中銀総裁が記者会見
18時00分、欧、レーン・フィンランド中銀総裁が経済予測公表
18時00分、欧、独12月Ifo景況感指数、前回:85.7、市場予想:85.6
18時00分、欧、独12月ZEW景況感指数、前回:7.4
22時30分、米、11月小売売上高(前月比)、前回:0.1%、市場予想:0.4%
23時15分、米、11月鉱工業生産指数(前月比)、前回:−0.3%、市場予想:0.1%
23時15分、米、11月鉱工業生産指数(設備稼働率)、前回:77.1%、市場予想:77.2%

※FRBブラックアウト期間入り(金融政策に関する発言自粛期間)19日まで
※予定は変更することがございます。

【今晩の海外時間の見通し】

本日の海外時間は、注目のFOMCが開催されることから、日銀による12月利上げ観測の後退を意識した円安推移もさすがに一服となりそうだ。米経済指標発表で多少、ドルが動く可能性はあるが、様子見ムードが強まり影響はさすがに限定的か。

昨晩、11月25日以来の水準まで円安ドル高が進み、一気に155円台到達かと思われたが、弱い米経済指標発表を受けて失速した。今晩の11月小売売上高や鉱工業生産指数は前月比で強い市場予想のため、市場予想通りでもドル買いが強まる可能性はあるが、日米中銀会合直前のため新たなポジション取りは手控えられよう。

日足の一目均衡表では、雲上限を上回って推移している。100日移動平均線より上を推移していることから、切り上がっていく雲上限をサポートとした堅調推移が期待できよう。基準線を明確に突破したことで反発基調は強い。テクニカルでは引き続き155円台乗せを意識した展開と考える。

今晩の海外時間では、円安一服を想定するが、テクニカル面は強いことから154円台でのしっかりとした推移となろう。上値メドは154円50銭、下値メドは153円50銭とする。

東京市場のドルは154円水準でのもみ合い、日米中銀会合を前に円安推移は一服か

ドル円日足

オーダー/ポジション状況

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