ドル円154円近辺、イベント前で昨晩の高値から小幅反落 (12/17午前)

17日午前の東京市場でドル円は小幅反落。

ドル円154円近辺、イベント前で昨晩の高値から小幅反落 (12/17午前)

ドル円154円近辺、イベント前で昨晩の高値から小幅反落

17日午前の東京市場でドル円は小幅反落。米重要指標、FOMC、日銀政策決定会合等のイベントを控え様子見気分が強く、明確な方向感は出ていませんでした。ドル円は、昨晩海外時間につけた154円台前半で取引が始まったものの、調整主体でもみ合いながら反落し、10時半過ぎに154円割れを示現。一時153.80の安値をつけた後、東京時間12:00現在は153.99での取引です。

日経平均株価は、昨日孫正義氏がトランプ氏との会見を行い、4年で15兆円超の対米投資を表明したと報じられた、ソフトバンクグループの株が大幅高となり全体を牽引。円安進行で輸出関連株も買われ、上げ幅は一時300円を超えました。しかし、業種によりまちまちの動きとなり、前場終わりにかけて急速に値を縮め、62円高で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では、米WSJ紙に著名記者のニック・ティラミオス氏が投稿した、FRBの内部がタカ派的見方の委員の増加で割れているとの記事等に、ドル円は底堅く推移。NY連銀製造業景況指数の不冴えに米長期金利は一時低下しましたが持ちこたえ、米国序盤に154円に乗せました。その後発表された米12月コンポジットPMIの好調等受けて深夜過ぎに154.48の高値をつけ、154.16でアジア時間につないでいます。

テクニカルにはドル円は、主要テクニカルポイントの上で堅調に推移。11/15高値156.75からの下落の76.4%戻し154.84を目指す展開です。本日は米国時間に米11月小売売上高の発表があり、FOMC前最後の手掛かりとして注目を集めそうです。

ドル円154円近辺、イベント前で昨晩の高値から小幅反落

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