ユーロ円 上の重い展開。164.50以下で終えた場合は下値リスクが点灯(24/11/7)

チャートを見ると、直近の日足は実体が小さく下ヒゲのやや長い陽線で終えています。

ユーロ円 上の重い展開。164.50以下で終えた場合は下値リスクが点灯(24/11/7)

上の重い展開。164.50以下で終えた場合は下値リスクが点灯

昨日は、米大統領選でのトランプ氏優勢の報でドル全面高の流れとなったアジア市場の流れを受け継ぎ、海外市場でもインフレ上昇圧力に繋がるとの見方にドル金利が上昇し、円売りが優勢となりました。方やユーロは関税引き上げ策によるユーロ圏経済への悪影響が懸念され、対ドルでユーロ売りに繋がりました。欧州市場ではユーロが対ドルで急落した流れを受けて、一時165円割れを見ましたが、NY市場ではドル金利上昇の影響がより強く、円売り優勢となる中で166円台乗せまで反発後、165円台後半で終えました。

上の重い展開。164.50以下で終えた場合は下値リスクが点灯

チャートを見ると、直近の日足は実体が小さく下ヒゲのやや長い陽線で終えています。166.10-20の抵抗を上抜けきれずに終えていますが、下値トライに失敗した形で終えたことから、再度これをトライする可能性に繋げています。ユーロが対ドルで弱気の流れにあることから、急伸にも繋がり難いと見られますが、下値を切り上げる流れを維持しており、164.50以下で終えない限り、下値余地も限られ易い状態です。
上値抵抗は166.10-20,166.50-60,166.80-90,167.30-40に、下値抵抗は165.30-40,164.80-90,164.50-60にあります。164.50以下で終えた場合は下値リスクが点灯、164円割れで終えた場合は短期トレンドの変化が確定的となり、下値余地がさらに拡がり易くなります。一方上値は、7/11に付けた直近高値175.42と8/5に付けた直近安値154.43との61.8%戻しが167.40近辺となること、167.80〜168.00に週足ベースで見た強い上値抵抗が控えていることから、168円が壁となる可能性も高いと見られます。

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