ドル円154円台後半、高値圏でのもみ合い (11/7午前)

7日午前の東京市場で、ドル円は高値圏でのもみ合い。

ドル円154円台後半、高値圏でのもみ合い (11/7午前)

ドル円154円台後半、高値圏でのもみ合い

7日午前の東京市場で、ドル円は高値圏でのもみ合い。朝方、154.57レベルで取引の始まったドル円は、序盤は154.23レベルまで下値を試す動きとなりました。しかし、9時台には一転して買いが強まり、高値154.71まで急伸、昨晩海外高値154.70をわずかに上回りました。その後は154円台後半中心のもみ合いとなり、東京時間正午現在は154.42での取引です。

日経平均株価は、昨晩米市場でトランプ氏の大統領再選を受け主要株価指数が急伸、NYダウが3.5%超上げた流れを受け、買いが先行。序盤の上げ幅は一時400円を超えました。しかし、昨日も1,000円超上げていることから、次第に利食い売りが優勢となり、9時半前後にはマイナス圏に転じています。その後も下げ止まらず、158円安で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では、米大統領選の想定外の早期決着とトランプ氏圧勝に、ドル高、株高、米長期金利高が進行。東京時間に151.30から154.37まで急伸したドル円は、海外時間に入ってももみ合いながら上値を徐々に拡大する動きとなり、米国時間には154.70まで上値を伸ばしました。

テクニカルにはドル円は、引き続き年初来高値からの下落の76.4%戻し156.67を目指す動きです。尚、本日151.56付近を上昇中の21日移動平均線が200日線を一両日中にもゴールデンクロスしそうな状況となっており、一段とドル買いが加速する可能性があります。一方で、短期的にドル円が急上昇したことで、本日も三村財務官から牽制発言等あった模様ですが、今のところ効果は薄いようです。更に相場が勢いづいた場合には、本邦当局からの一段と強い牽制発言やアクションも予想されることから、一応要警戒です。 

ドル円154円台後半、高値圏でのもみ合い

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