ユーロ円 テクニカル週報(2024年8月第3週)

直近の日足は陰線引けとなり、続伸に繋げられずに終えています。

ユーロ円 テクニカル週報(2024年8月第3週)

上値余地を探る動き。164円台が壁となる可能性も

直近の日足は陰線引けとなり、続伸に繋げられずに終えています。単体でも下値リスクのやや高いものですが、下値を切り上げる流れを維持していることや、7/11に付けた175.42を基点として上値を急角度で切り下げて来た流れから前日の陽線が上抜けた位置で終えており、また直近の陰線もこれを上抜けた位置をキープしていることから、下値抵抗を守り切って反発に転ずる可能性に繋げています。このトレンドラインは8/19現在161.60-70に位置しており、161.50以下で終えない限り、下値余地も限られ易く、上値トライの可能性に繋げています。
但し、161.50以下で終えた場合は反転、上昇の流れが一服して160円台の足元を固め直す動きが強まり易くなります。159〜160円台までは調整下げの範囲内ですが、日足が158円を割り込んで終えた場合や、週足が159円を割り込んで越週した場合は、2022年3月に付けた124.40を基点とする重要なサポートラインを下抜けて新たな下落リスクが生じます。

上値余地を探る動き。164円台が壁となる可能性も

一方上値は、164.70-80超えに強い上値抵抗が散在していることや、週足が上値を切り下げる流れから抜け出しておらず、下値リスクを残した状態にあることから、165円台にしっかり乗せて越週するまでは下値リスクにも注意が必要です。
日足の上値抵抗は163.10-20,163.70-80,164.70-80,165.10-20に、下値抵抗は162.10-20,161.60-70,160.90-00,160.20-30にあります。
21日、120日、200日移動平均線は163.59,166.87,164.12に位置しており、短・中期トレンドは“ユーロ弱気”の流れに入っています。

一方直近の週足は前週足から上寄りのスタートとなり、陽線引けとなりました。
反転、上昇の流れを変えていないため、今週も上値余地を探る動きが期待できますが、一方で、7/11に付けた175.42を基点として上値を急角度で切り下げる流れに変化なく、この週足のレジスタンスラインが164.60-70に位置していることから、165円台にしっかり乗せて越週するまでは下値リスクにより警戒が必要です。
また、これを上抜けて越週した場合でも、3手前の大陰線の実体(寄り付き:167.30)を上抜けて越週するまでは下値リスクを残します。また、160円台を維持できずに越週した場合は、直近の陽線の値幅を切り崩した形となり、下値リスクが点灯します。さらに159円を割り込んで越週した場合は、2022年3月に付けた124.40を基点とする長期的なサポートラインを下抜けて、新たな下げトレンド入りが確定して148〜150円方向への一段の下落リスクが生じます。

上値余地を探る動き。164円台が壁となる可能性も 2枚目の画像

今週の週足ベースで見た上値抵抗は164.20-30,164.60-70,165.80-90に、下値抵抗は162.20-30,161.40-50,160.20-30,159.10-20にあります。
31週週移動平均線は165.59に位置しており、上値を抑え込んだ状態です。また、62週線は161.76に位置しており、短期的な下値抵抗として働いています。
但し、161.40-50を下抜けて越週した場合は週足の下値抵抗も下抜けて下値リスクが高くなります。

上値は、162.90-00に軽い抵抗が、163.10-20,163.40-50,163.70-80にやや強い抵抗が出来ていますが、全てクリアした場合は164.20-30,164.60-70にある一段と強い抵抗をトライする動きへ。この場合でも中期トレンドが弱く、反落の可能性にも注意が必要です。
下値は、162.50-60に軽い抵抗が、162.30-40,162.10-20,161.60-70にやや強い抵抗が出来ていますが、全て下抜けて161.50を割り込んで終えた場合は、8/15に付けた163.88で戻り天井を確認した可能性が高くなり、159〜160円台の足元を固め直す動きが強まり易くなります。
さらに日足が157.80〜158.00を割り込んで終えるか、週足が159円を割り込んで越週した場合は、長期的なサポートラインを下抜けて、150円方向への新たな下落リスクが生じます。

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