NZ第3四半期GDP結果
22日早朝に公表されたNZの第3四半期GDPは以下の通りになりました。
前期比ベースでは予想を上回りましたが、1月〜3月期は+0.9%→+0.7%、4月〜6月期は+0.9%→+0.7%に下方修正(全面改訂:下図Aご参照)されており、通算すると今回予想を下回る数値になっています。結果、前年比ベースでは+3.5%と予想を若干ですが下回りました。
(1) NZのGDP推移
@ (前年比ベース)
A (前期比ベース):
GDPの内容を見ると(前期比ベースの伸びで比較)
企業サービス関連が+2.0%の伸び、
輸送関連が3.7%の伸び、
食品中心の製造業関連が1.2%の伸び、
建設関連が+2.1%
GDPを構成する産業で16業種の内13業種が上昇しました。
足を引っ張ったのは、輸出は▼0.7%、輸入が+1.2%となり、純輸出がマイナスとなりました。また在庫は減少しました。
全般的には、まずまずの伸びを示したGDPになっています。
相場はNZドル/米ドルで発表前は1NZドル=0.6895〜05米ドル付近で推移していましたが、発表後に0.6925〜30米ドル付近までNZドルが上伸しました。その後は米ドル高の流れに発表前水準に近い0.6895〜00米ドルまで押し戻されています。
現在の水準はマイナーサポートであった0.6930米ドルを切れた後の最初のサポート0.6880米ドルに止められています。ここを割りますと、0.6690〜0.67米ドル方向に流れ易くなります。この間に0.6830〜40米ドルと0.6780〜90米ドルにサポートあります。まだ米ドル全面高のトレンドが続いているので、NZドルも下値リスクが高くなっています。(12月22日13時30分、1NZドル=0.6895米ドル)
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