ユーロ円 テクニカル週報(2024年7月第1週)

日足は3手連続陽線引けとなり下値を切り上げる流れを維持しています。

ユーロ円 テクニカル週報(2024年7月第1週)

上値トライの動きが継続。170円割れで“ニュートラル”な状態に変化

日足は3手連続陽線引けとなり下値を切り上げる流れを維持しています。また、直近の陽線の下ヒゲがやや長く、下値トライに失敗した形となったことから、この反動で上値トライの動きが先行すると見られます。ユーロ発足以来の高値更新となっていますが、トレンドが非常に強い状態にあり、一気に天井を確認する動きとなってもおかしくありません。
日足の下値抵抗が171.30-40にありますが、これを下抜けて終えた場合は6/14に付けた167.54を直近安値とする超短期的なサポートラインを下抜けて日足の形状が悪化し、下値余地が若干拡がり易くなります。さらに170円を割り込んで終えた場合は“ニュートラル”な状態に戻します。
この場合でも昨年12月に付けた153.23を基点とする中期的なサポートラインが168.00-10に位置しており、これをしっかり割り込んで終えない限り、短期トレンドは変化せず、調整下げの範囲内となります。

上値トライの動きが継続。170円割れで“ニュートラル”な状態に変化

日足の上値抵抗は、172.50-60,173.10-20,174.00-10,174.70-80に、下値抵抗は171.90-00,171.60-70,171.30-40,170.90-00,170.00-10にあります。全て下抜けて終えた場合は“ニュートラル”な状態に戻します。21日、120日、200日移動平均線は170.01,165.03,162.55に位置しており、短・中期トレンドをサポート中です。


一方週足を見ると2週連続陽線引けとなり、下値を切り上げています。また、直近の陽線が4/29に付けた171.59を基点として上値を切り下げて来た流れから上抜けた位置で終えており、新たな上昇トレンド入りした可能性が点灯中です。
170円を割り込んで越週した場合は、上抜けが“ダマシ”となった可能性が生じますが、この場合でも昨年12月に付けた153.23を基点とするサポートラインが168円台前半に位置しており、これを下抜けて越週しない限り、下値余地も拡がり難く、調整下げの範囲内となります。

上値トライの動きが継続。170円割れで“ニュートラル”な状態に変化 2枚目の画像

今週の週足ベースで見た上値抵抗は172.80-90,174.70-80,175.10-20に、下値抵抗は171.00-10,170.10-20,169.00-10にあります。31週、62週移動平均線は163.42と159.78に位置しており、中期トレンドをサポート中です。

上値は、172.50-60,172.80-90,173.10-20,173.60-70,174.00-10に強い抵抗がありますが、どこまでクリア出来るかトライする動きへ。下値は、172.00-10,171.70-80,171.40-50,171.00-10に強い抵抗があり、下値余地が限られる展開が予想されますが、全て下抜けて終えた場合は日足の形状が悪化して、下値余地が若干拡がり易くなります。170.00-10の抵抗を下抜けて終えた場合は“ニュートラル”な状態に戻して168〜169円台の足元を固め直す動きへ。可能性が低いと見ますが、168円を割り込んで終えた場合は、短期トレンドの変化に要注意。

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