上値余地を探る動きが継続中。168円超えに強い上値抵抗あり
先週末の海外市場では注目材料に欠ける中、週末のポジション調整の動きに終始し、ユーロ/円は小幅続伸して越週しました。今週は14日に米卸売物価指数(PPI)15日に消費者物価指数(CPI)が発表されることから、次の方向性を示す材料として注目されています。市場予想はPPIが前月比+0.3%、CPIは前月比+0.4%、前年比で+3.6%となっています。
チャートを見ると、日足は6手連続陽線引けとなり下値を切り上げています。5/3に付けた164.02で底打ち、反転の流れにありますが、個々の足が強いものではないことや、ユーロが対ドルで下値リスクを残しており、大幅続伸にも繋がり難いと見られます。158.20-30に5/1の大陰線の実体があり、上値抵抗として働いていることや、4/12に付けた162.28を基点とするサポートラインが168.80-90に位置しており、これらが上値抵抗として働く可能性があります。
上値抵抗は168.20-30,168.80-90,169.40-50にありますが、全て上抜けて終えた場合は、4/29の大陰線の実体を上抜けた位置で終えることにより、再度170〜171円台の抵抗をトライする動きが強まり易くなります。一方下値は、5/3に付けた164.02を基点とする短期的なサポートラインが167.50-60に位置しており、これが下値抵抗として働いていますが、これを下抜けて終えた場合は166.90-00,166.40-50、166.10-20にある抵抗をどこまで切り崩せるかトライする動きへ。165.50以下で終えた場合は“ニュートラル”な状態に戻します。164円を割り込んで終えた場合は5/3に付けた164.02を下抜けて下値利リスクが点灯します。
ユーロ円日足
※お知らせ:5/14(火)から5/16(木)までのコメントはお休みさせて頂きます。
オーダー/ポジション状況
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