ユーロ円 テクニカル週報(2024年5月第2週)

直近の週足を見ると、寄り付き安値の陽線引けとなり前週の大陰線の実体内に食い込んだ形となりました。

ユーロ円 テクニカル週報(2024年5月第2週)

上値余地を探る動き。164円割れで終えた場合は短期トレンドが変化。

日足は小陽線を繋げて上値トライの動きが継続中ですが、個々の足が強い上昇エネルギーを持ったものではないことや、ユーロが対ドルで下値リスクを残した状態にあることから、ユーロ/円も急伸にも繋がり難い状態です。一方下値も、4/29の日銀の介入実施で171円台から急落地合いとなりましたが、トレンドは全く崩れておらず、調整下げの範囲内に留まっています。結果的に5/3に付けた164.02で調整下げが終了、反転・上昇の流れに入っており、下値余地が限られる展開が予想されます。但し、165.50以下で終えた場合は164.02からの上昇分の半値以上を失って“ニュートラル”な状態に変化します。さらに164円を割り込んで終えた場合は短期トレンドが“ユーロ弱気”に変化して下落余地がさらに拡がり易くなります。

上値余地を探る動き。164円割れで終えた場合は短期トレンドが変化。

一方上値も171円台が歴史的な高値であり、目先天井を見た可能性も高いことから、これを再び上抜けてくるまでは反落のリスクにも注意が必要です。日足の上値抵抗は168.20-30,168.60-70,169.40-50に、下値抵抗は167.50-60,166.90-00,166.10-20,165.50-60にあります。21日、120日、200日移動平均線は、165.92,161.58,160.49に位置しており、短・中期トレンドをサポート中です。

上値余地を探る動き。164円割れで終えた場合は短期トレンドが変化。 2枚目の画像

一方直近の週足を見ると、寄り付き安値の陽線引けとなり前週の大陰線の実体内に食い込んだ形となりました。前週の大陰線の値幅を切り返すには至っていませんが、昨年12月に付けた153.23を基点として下値を切り上げる流れには変化が認められず、このサポートラインの下値抵抗が今週は165.00-10に位置しています。これを下抜けて越週した場合は下値リスクがやや高くなりますが、この場合でも2023年3月に付けた138.83を基点とする中・長期的なサポートラインが162円台前半に位置しており、これを割り込んで越週しない限り、中期トレンドは大きく変化しません。また、前週の大陰線の実体が169円台にありますが、169.50超えで越週すれば、再度170〜171円台の抵抗の強さを確認する動きが強まり易くなります。今週の週足ベースで見た上値抵抗は169.40-50,170.60-70,171.50-60に、下値抵抗は166.00-10,165.00-10,163.50-60,162.00-10にあります。31週、62週移動平均線は161.22と156.82に位置しており、中期トレンドは“ユーロ強気”の流れに変わりありません。

上値は、167.90-00,168.20-30,168.50-60,169.00?10,169.40-50,170.00-10,170.70-80に強い抵抗がありますが、どこまでクリアできるかトライする動きが継続すると見ています。下値は、167.50-60,167.00-10、166.80-90,166.10-20,165.70-80,165.50-60に強い抵抗がありますが、165.50以下で終えた場合は“ニュートラル”な状態に戻して下値リスクが若干高くなります、165円割れで終えた場合は下値リスクが点灯、164円割れで終えた場合は短・中期トレンドが変化して下落余地が一段と拡がり易くなります。

オーダー/ポジション状況

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る