ユーロ円 上値余地が限られる展開、163円を割り込んで終えた場合は下値リスクが点灯(24/3/29)

ユーロ/円は上値が重い展開となり、小幅続落して引けました。

ユーロ円 上値余地が限られる展開、163円を割り込んで終えた場合は下値リスクが点灯(24/3/29)

上値余地が限られる展開、163円を割り込んで終えた場合は下値リスクが点灯

昨日の海外市場では良好な米経済指標やウォーラーFRB理事が利下げを急がない姿勢を示したことからドルが堅調に推移する一方で、円については介入警戒感が燻っていることから、ユーロ/円は上値が重い展開となり、小幅続落して引けました。

チャートを見ると直近の日足は小陰線で終え、小幅続落して終えています。単体では下げエネルギーの強いものではありませんが、上値を切り下げる流れにあり、反発力にも乏しい形です。また、163.00-10の抵抗を下抜けて終えた場合は、強い下値抵抗を下抜けた反動で、162.00前後まで下値余地が拡がり易くなります。この場合でも160円台までの下げは調整下げの範囲内です。但し、159円を割り込んで終えた場合は、日足、週足の下値抵抗を下抜けて、トレンドが“ユーロ弱気”に変化します。上値抵抗は163.70-80,164.20-30,164.60-70,165.20-30に、下値抵抗は163.00-10,162.40-50,162.00-10にあります。164.70超えで終えれば調整下げに留まった可能性が生じて下値リスクが後退します。

上値余地が限られる展開、163円を割り込んで終えた場合は下値リスクが点灯

ユーロ円日足


(移動平均線 赤:21日、青:120日、緑:200日)

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