ドル円下落水準定まらず、日経反落(2016年11月28日)

週明けの外国為替市場の早朝113円近辺で取引されていたドル円ですが、

ドル円下落水準定まらず、日経反落(2016年11月28日)

ドル円下落水準定まらず日経小幅反落

週明けの外国為替市場の早朝113円近辺で取引されていたドル円ですが、米長期金利が先週のピーク時に比べ0.1%程度下落して取引されたこと、週末に伝わった11月28日に予定されていたOPEC加盟、非加盟国間の協議が流れたとのニュース等により原油先物相場が1バレル45ドル台前半まで下落したことなどから徐々に売り優勢となり、昼前には安値111.36をつけました。
その後は買戻しも入り、112円を挟んで方向感無く推移しています。
日経平均株価も午前中は円高進行に伴い売り選考の展開となり一時は前日比の下げ幅が158円に達しましたが、ドル円の回復に伴い値を戻し24円安の18,356円で終了しています。

先週末来ドル円の伸びが止まり、調整の深さを探る動きが見られる中での原油安が、ややドル売り調整を加速したようです。アメリカで広がる大統領選の投票再集計の動きや選挙人へのトランプ不投票への働きかけなどトランプ氏就任阻止への動きが、ドル買いへの不安を助長した面もあります。また、週末のキューバのカストロ首相の死に対して「残虐な独裁者が世を去った」とトランプ氏が発言したことも、そもそもの大統領の資質面での問題を改めて考えさせられる材料となりました、

ドル円は買いが厚いとされていた112.50や112.00もほとんど抵抗無く下抜けており、強いて言えば日足の転換線(111.23)の手前、21日高値(111.36)22日高値(111.36)で止まったと後付で説明することもできますが、どうも釈然としません。海外市場の動きを見てということになるでしょうか。
いずれにせよ直近30日のOPEC総会を見極めるまでは方向性は出にくく、生産量削減関連のニュースに一喜一憂となるものと思われます。今週はその後も2日の雇用統計、来週初4日のイタリア国民投票とイベントが続きます。
序盤欧州株価指数先物は全面安の展開、今晩米国で大きな経済指標の発表等はありません。

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