ニュージーランドドル週報(2023年10月第1週)

NZドルは対米ドルで下落基調が継続、対円でも日銀による介入警戒感から反落しています。

ニュージーランドドル週報(2023年10月第1週)

NZ/円、短期は“強気”。中期も“強気”。87円割れの越週で下値リスクが点灯。

10月4日、NZ準備銀行は政策金利を5.50%に据え置きました。市場の予想通りで、声明の内容も前回と目立った変化はありませんでした。為替市場は追加利上げ観測の後退で、対米ドル、対円でNZ売りが優勢となりました。今週はアメリカの金融引き締め長期化観測に米10年債利回りが一時4.8%台まで上昇し、ドル全面高の展開となっています。NZドルは対米ドルで下落基調が継続、対円でも日銀による介入警戒感から反落しています。

チャートを見ると、日足は3/24に付けた80.44を基点として下値を切り上げる流れを維持しています。また、7/5に付けた89.69を直近高値として上値を切り下げる流れからも上抜けた位置を保っており、短期トレンドは“NZ強気”の流れを変えていませんが、日足の形状が悪化しており、反発余地が限られ易くなっています。また、日足の下値抵抗が87.10-20にありますが、87円を割り込んで終えた場合は短期トレンドが“NZ弱気”に変化して下落余地がさらに広がり易くなります。一方上値は10月3日の大陰線が上値を抑え込んでおり、これをしっかり上抜けて来るまでは(高値89.12)上値余地も拡がり難く、下値リスクにも注意が必要です。日足の上値抵抗は88.80-90,89.10-20,89.70-80に、下値抵抗は88.00-10,87.50-60,87.10-20にあります。21日移動平均線は87.91に位置しており、短期トレンドをサポート中です。また、120日、200日線も86.65と85.30に位置しており、中期トレンドも“NZ強気”の流れを維持しています。

一方直近の週足は、陽線引けとなり続伸して終えています。今週は寄り付きから反落しましたが、3月に付けた80.44を基点とするサポートラインに跳ね返されており、反発余地を探る動きが継続中です。この週足の下値抵抗は87.10-20にありますが、これを割り込んで越週した場合は短期トレンドの変化に要注意。週足ベースで見た上値抵抗は88.70-80,89.50-60に、下値抵抗は87.10-20,85.80-90,85.00-10にあります。31週、62週移動平均線は85.88と85.20にあり中期トレンドをサポート中です。

NZ/円、短期は“強気”。中期も“強気”。87円割れの越週で下値リスクが点灯。

10/5現在、31週移動平均線は85.88に、62週線も85.20にあり、中期トレンドをサポート中。

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