ドル円本日も上昇、日経平均も続伸(2016年11月15日)

週明けの東京市場でも「トランプ期待」の流れは変わらず、

ドル円本日も上昇、日経平均も続伸(2016年11月15日)

ドル円本日も上昇、日経平均も続伸

トランプ期待継続、日経平均は9ヵ月半ぶり高値

週明けの東京市場でも「トランプ期待」の流れは変わらず、ドル円は午前中に107円台に乗せた勢いで当面の高値目処とされていた7月の高値107.49を上抜け、東京終了後には高値107.95をつけています。円安を好感して日経平均も三日連続で上昇、本日も+297円高の17,672円とこちらも約9ヶ月半ぶりの高値で引けました。

本邦3QGDP 外需主導で堅調、黒田総裁「かなりしっかりした内容」と

本日朝方、日本の7-9月のGDPが発表され季節調整済み年率で+2.2%と事前予想+0.8%を上回る数値となりました。輸出等外需の寄与度が高く、内需は全般的に低調でした。GDPデフレーターは-0.1%、事前予想+0.3%と逆方向でデフレ傾向を示しています。

日銀の黒田総裁は本日名古屋で会見、トランプ大統領の就任の経済に与える影響について、いまだ政策運営の詳細が明らかでないため先走りは避けるとしつつも、市場は歓迎ムード、米国の経済は家計支出を基点として順調に成長していることから、両院共和党過半数を占めたこともあり、適切な経済政策運営で好ましい易経をもたらすことを期待したいと述べました。ただし、政権樹立までの政策運営の方向性、影響を注視したいとのコメントでした。
関連してTPPについては現政権で議会を通すのは難しくなっており、新大統領も反対している、TPPができないとなると、潜在的にうべかりし、大きなメリットが失われる可能性がある。一方でその他の規制緩和についてはメリットも大きいことから為替・株も大きく反応しているのだろうと思うと述べました。
また、日本の3QGDPについては「かなりしっかりした内容」と評価しました。

トランプ期待は一過性か転換点かいまだ不明

日経平均もドル円も週があけても上昇ムードが継続、急伸への反動を警戒しつつも上値を探る展開です。今のところ、「トランプ期待」がただの一時的な熱狂に過ぎないのか、歴史的な転換点となるのか判断は困難ですが、テクニカル的にはドル円も株も買いに追随せざるを得ない流れになっており、注意しつつも「ついていくしかない」状況です。
無論、トランプ氏の発言ひとつで一瞬にしてすべてが巻き戻す可能性も十分ありますので、リスク管理には十分注意したいところです。

本日の海外市場の反応が気になるところですが、序盤の欧米株価指数先物はほぼ全面高で推移。本日米国で相場に大きく影響を与えそうな経済指標の発表はありません。

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