中長期トレンドはニュートラル(16年11月第二週)

ニュージーランド中央銀行は10日、日本時間の午前5時に、政策金利を0.25%引き下げ、1.75%としました。

中長期トレンドはニュートラル(16年11月第二週)

NZ/円、短期はNZ強気。中・長期トレンドはニュートラル。

ニュージーランド中央銀行は10日、日本時間の午前5時に、政策金利を0.25%引き下げ、1.75%としました。これを受けた為替市場ではショートカバーが出て上値追いのスタートとなりましたが、前日の高値を上抜けきれずにジリ安に転じています。国内経済は内需を中心に引き続き好調ですが、世界的な低インフレ下で、NZ高による貿易品のディスインフレ傾向や、対外競争力にも配慮した結果と見られています。中銀は今後も為替相場、経済情勢を注視しつつ、緩和的な政策を続ける方針であることを表明しています。

チャートを見ると、11/9の日足は下ヒゲが非常に長く、実体の小さい陰線引けとなり、下値トライに失敗して大きく値を戻した形となりました。日足は下値を切り上げる流れを維持しており、上値トライの可能性を残していますが、日足の形状が不安定であることや、74円から一気に3円以上の戻しを見ていること、78.00-10に強い上値抵抗が控えていることから、これにぶつかる可能性にも注意が必要です。一方で値動きの中で75.00-20にやや強い下値抵抗が出来ていることや、6/24に付けた69.33を起点とするトレンドラインの下値抵抗にもしっかりと跳ね返されており、73.50割れで終えない限り短期トレンドは変化せず、押し目は再び買い場となるでしょう。また、74円台に位置する短・中期の移動平均線をしっかり上抜けていることも、下値リスクが低い状態にあることを示しています。日足の上値抵抗は78.00-20に、下値抵抗は73.70-80にあります。

一方週足は、陽線を繋げて下値を切り上げる流れを維持しており、今週は一段の上昇に繋げていますが、週足の形状がまだ安定しておらず、77.50超えで越週するまでは下値リスクにも警戒が必要です。また、可能性はまだ低いと見ていますが、75円割れで越週した場合は下値リスクがやや高くなります。74円台を守りきれずに越週した場合は新たな下落リスクが生じて一段の下落へ。31週移動平均線は74.19にあり、中期的な下値抵抗として働いています。62週移動平均線も76.31にあり、これを若干上抜けていますが、ダマシの範囲です。週足の上値抵抗は、78.00-10に、下値抵抗は74.00-10にあります。

NZ/円、短期はNZ強気。中・長期トレンドはニュートラル。

NZ/円【週足】:(11/10現在31週移動平均線は74.19にあり上抜けた状態にあるが、62週線は76.31にあり、長期トレンドが変化する可能性が点灯中。)

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