米5月ISM製造業景況指数の予想
(今回発表予想)2023年6月1日9時00分現在予想
本日23時、米国の5月ISM製造業景況指数(今回予想は下記チャート青色矢印の先端部分)が発表されます。前回4月は予想を僅かながら上回る数値となりましたが、好悪判断の50未満には変わりませんでした。
今回5月は前月横這いで、依然として50未満の予想です。予想レンジでも50越える数値はなく、相変わらず製造業の景況感は悪いままです。
下図を見ると、PMI(オレンジ)は4月に50を越えていましたが、5月は再び50未満になっています。前回図中の〇印になるかを見極めたいとしましたが、ほぼ同じ流れになりかけています。まだ1ヶ月ですので判断下すには早いですが、今後2ヶ月程度で更に下がるようですと、ISMの回復もなさそうです。
昨日、Jolts内の求人件数が予想を上回り、ドルは瞬間買われましたが、ドル高が長持ちせずに反落しているので、5月初に悪い数値を無視し、金利高に繋がる指標に反応する状況からは変わってきています。今日も予想より良いか悪いかに反応するのか、それとも分岐点の50を上下に判断するかを見たいと思います。
尚、アトランタ連銀の2023年第2四半期GDPナウは5月26日現在+1.9%となり、5月17日時点の+2.9%から大幅に低下しています。
ISM製造業景況指数(青)とPMI製造業指数(オレンジ)
(青の矢印は今回予想値、青の横線は2018年時高値61.3、赤は50)
またISMに先立ち、今日はADP社民間雇用者が公表されます。予想は以下になっています。
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下図はドル円の週足チャートです。ラインAは2021年9月20日週底値からのサポートで、現在は130円40銭付近にあり長期のドル高を支えています。
直近では今年1月16日週底値からのサポートB(=132円70銭)とそこから平行に上げた目安のC(=141円70銭)でドル高トレンドラインを形成しており、今週の足が140円88銭寄りのカブセ陰線になり掛けています。先週の丸坊主に近い陽線幅は3円30銭位あり、半値は139円10銭付近ですので、昨日の底値139円24銭が半値だったのかを探る位置にいます。もし今週末に139円絡みの陰線で終わると、来週以降はもう少し下押しの余地が広がってきます。その場合は過去の抵抗線で3回目に上抜けたD(=138円10銭〜50銭ゾーン)、4月3日週底値からのサポートE(=135円60銭)が目安になりそうです。逆に140円近くで終われば半値押しで止まり、再度カブセの140円88銭〜93銭ゾーンを狙い、越えていく可能性を残します。今日・明日(米雇用統計)の指標で相場付きを探る展開になります。
尚、細かいサポートなどは昨日Joltsの求人数時に添付した日足チャートをご参照願います。
(6月1日12:45、1ドル=139円53銭)
オーダー/ポジション状況
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